変動金利か固定金利とは住宅ローン借入時に悩みに悩む永遠のテーマだと思う。
正解がないだけに厄介であり、金利の話で1ヶ月はネタが尽きないくらい悩む人も実際いる。
なんなら、マイホームを近々購入する予定がなかった人も10年固定金利の最低金利更新や、そろそろ金利が下げ止まる動きもあるとニュースで知る。
また消費税増税にも後押しされ、気づけば本当に住宅ローン金利に悩み、マイホーム購入に至っている。
そして、変動金利と固定金利を悩む際、自分を見つめ直す。
全ての人が重きを置いている年齢と貯蓄。このバランスを自ら自己分析して正解はないが、答えを出す。
50歳で住宅ローン借入は無謀なことなのか?
普通に考えたら無謀に感じる。住宅ローンの完済時の年齢は金融機関や金利商品などによってことなりますが、75歳から80歳までが限度と言われてます。
仮に80歳までとして考えると30年になります。
サラリーマンの定年が伸びても65歳と考えると約15年間は厳しい状況が続くということは、50歳で住宅ローンを借り入れしようとしている方であれば容易に想像できることです。
最近は普通に言われるようになってきた老後破産なんてことも決して他人事ではないはずです。
無謀だと感じる人はマイホームを諦めるとこが出来るのか?
これが案外できないもんなんです。40代でも同じことが言えるでしょう。
やっぱり欲しいと思う何かがあり、それは決して自分だけの為ではなく何か背負うものがあり、それを幸せに、より豊かにしてあげたいと思う気持ちがある証拠ではないでしょうか。
自分だけの満足感であれば、ウン千万の借金を抱えて老後を迎えようなんて思わないし、必要がないものと感じて、無謀な住宅ローン者を人生の敗北者としてみているかもしれません。
あながち間違ってはいないんですが、将来何があるかわからないのは、良いことも悪いことも同じことです。
変動金利か固定金利を悩む前に確認したいこと
住宅ローンは借入時の年齢も大切ですが、結局はローン金額をどの程度まで抑えることが出来るかが勝負です。
30歳で住宅ローンをフルで組めば35年後は65歳です。確かに年齢が若い方が有利に決まってます。
しかし、50代でも将来苦しんで返済するかどうかは、50歳までに積んできた貯蓄という資産次第になります。
今更遅いわー!って言われても、今になって何言ってんだー!っと返しましょう。
50歳で貯金に余裕がないということ自体が人生における計画性に欠ける証拠である
これは一般的にサラリーマンのお話です。別に昔の芸人さんじゃないんだから、「宵越しの金は残さない」なんて人はまずいないと思います。
50歳までサラリーマンしてて、貯蓄に余裕がないということは、何かの理由があります。
当然致し方ない理由もあるのは知っておりますが、そうじゃない方は大きなお世話ですが、見直す必要があるとは思います。
- 子供の教育費に投資したから
- 介護費用が必要だったから
など、正当な理由がある場合は仕方ないでしょう。しかし中には、『分相応』の生活を逸脱してお金が無い。。
貯蓄が無い。。でも家が欲しい。。ローンが返済できるか不安だ。。なんて甘っちょろいこと考えている50代の人はこれからの人生頑張ってください。
結局は頭金次第で50代での住宅ローンも問題なし!
4000万のマンションを購入するにしても、頭金次第で何ら問題ない返済額になる可能性もあります。
下手したら、40歳でフルローンを組むよりも頭金次第で有利になるのです。
当たり前のことですが、お金次第で何とでもなる!ということです。ってこれが出来れば変動か固定かなんて悩む必要ないですよね。
あえて進めるのであれば変動金利
勝手に推薦していいのかどうかわかりませんが、僕なら変動金利を選択します。
50歳で住宅ローンを借り入れ、マイホームを手に入れるということはある意味、最後まで居住することを前提としないからです。(僕の考え方です)
10年または定年を迎える65歳あたりでこれからの人生を見直し、住宅ローンの返済が行けそうなら住み続ける。
厳しいと試算したら売却し賃貸に引っ越す。これでいいんじゃないかと思っております。
もちろんその間に訪れる可能性がある不動産市況などの価格変動や需要の問題も常にアンテナを立てながら何時でも変更できる状態にしておくことが大切なんだと思います。
そうなると、ある程度購入する住居を流動性が高い、換価性の高い地域や場所を選択することで、リスクヘッジになるんじゃないですかね。高いですが。。。
最後に
正直なところ、50歳代で住宅ローンを35年や30年設定で借り入れする人は、少ないと思います。(そうであって欲しい)
もし本気で頭金などで補うことが出来ない状況にも関わらず、マイホームを夢見ている人がいるのであれば、少し踏み止まって考えて見ても良いのではないでしょうか。
家族の為にと思っているマイホームが、結果的に家族の足を引っ張る可能性があるのかもしれませんしね。