今更ですが本気で思う。「やっぱり足の速い子供は羨ましい!」ということ。
サッカーというスポーツを基本に立ち返ってみると、スピードという武器は、持って生まれた才能と言っても過言ではないと思う。
僕自身これまで、ただ足が速い子供とか足が速いだけなんて言い回しをしてきたこともあります。しかし学年が上がるにつれて、スピードという才能が本物の武器となる。
もともとスピードもテクニックも兼ね備えている子供もいます。しかし本物として足が速いか?という問いに答えるのであれば、それはNO!が70%なんです。
そして今回のテーマである足が速い子供のテクニックを伸ばそうということですから、原則は足が速いだけの子供を対象にしております。
足の速い子供の特徴
まず足がもの凄く速い子供のイメージはやはりドリブルになります。いやドリブルとは少し違うドリブルです。
ひたすら縦にボールを出してスピードで抜き去る。
これがまず足が速い子供がサッカーをやった時に思うイメージです。まぁ足が速いのでそれで相手を抜き去ることが出来るんですからそうなっちゃいますよね。
それでもやはり限界が出てきます。
縦のドリブルが通用しなくなる
もちろんフェイントなどを織り交ぜていれば抜くことが可能です。しかしテクニックがない足の速い子供にはフェイントをすることなんて頭が無く、またフェイント自体も野球のカーブで言えば懐かしの「ションベン・カーブ」のような感じです。
ディフェンス能力が高い子供や、強いチーム相手になるとスピードを活かすことが出来なくなってきます。
練習では使えるスピードが試合で使えない
練習では持ち前にスピードを使ってキラリと輝く瞬間を残せることが出来るのに、試合では全く使えない。そんなシーン何度も見たことがあります。
足の速さを生かしたドリブル好む子供は基本的にオフザボールが下手です。
ボールを持って初めて生きる事が出来るために試合になると中々ボールが回ってこない。仮にパスが来ても相手のチェックが早くてドリブルスタートが切れない。
これの繰り返しを小学校1年生から足が速いけどサッカーが上手くない子供は繰り返すことになります。
ボールタッチの練習を継続すること
ここで大切なのは練習を継続することです。練習といってもサッカーチームの練習もあれば自主トレもあります。
サッカーチームの練習や試合では中々ボールタッチの練習を集中してやる時間が限られています。学年が上がるにつれて組織的な練習も増えてきます。
自宅で暇な時間をボールタッチに費やす
サッカー以外にやりたいこともあるでしょう。友達と遊びたい気持ちも出てきます。またゲームなども普通の子供であれば興味を持つのが当然です。
余談ですが個人的にゲームをやらすのであれば、ウイニングイレブンが良いでしょう。その他サッカーゲームであれば、そこで覚えることも案外あるのです。
ボールタッチの練習はとにかく言葉の通りボールタッチを多くしたもん勝ちです。たとえ風呂上がりに10分程度でも、足裏でボールをコロコロしたり、どこかの角を使ってダブルタッチの練習をしたり出来ます。
特にダブルタッチは場所を取らないので家でも練習しやすいので良いでしょう。
1年間・2年間毎日続けられるか?
ちょっとくらい家でサッカーボールをコロコロしたところで上手くなるわけないです。毎日長い時間サッカーに費やすことが出来る環境と、本人のやる気があれば短期集中も可能でしょうが、「足が早くてテクニックがない子供」はそもそもサッカーに情熱が無いとは言いませんがちょっと低めです。
そこで大切なのがたとえ10分でも毎日続けることが出来るのか?
最初は抵抗を感じるかもしれませんが、半年もやれば習慣になるでしょう。そしてこれを毎日続けることで、3年生・4年生そして5年生になった時に必ず生きてきます。
まとめ
足が速いだけでサッカー選手としてのアドバンテージは計り知れないのは事実です。しかしそれを生かすためには皆んなと同じような努力をして始めて生きる武器になります。
- 毎日コツコツ10分だけでもサッカーボールを触れるか?
- これが出来れば1年後、2年後は生きる
こんな感じで毎日練習しましょうねー