プロ棋士ってどうやってなるんだろう?プロと名のつく職業って色々あるけど、プロ棋士って謎じゃないです?野球やサッカーはスカウトとかドラフトがあり、ゴルフ・競馬や競艇・競輪などもプロ試験があります。
その他色々ありますけど、自分の息子も将棋が好きでやってるわけですが、このままプロになったらどんな感じになるのか全く想像つかないので(多分無理ですよ)、自分自身の記録としても調べてみました。
プロ棋士になるためには
現在、プロ棋士と呼ばれている人たちは2016年1月現在、現役で約462名(日本将棋棋院329名、関西将棋棋院133名)いるそうです。プロ棋士にならためには四段にならないとダメなんです。
プロ棋士になる方法
1 奨励会に入会する
プロ棋士を志望する場合、日本将棋連盟が主宰する東西の新進棋士奨励会に入会するというのが基本路線だそうです。
奨励会に入会するためには連盟正会員である四段以上のプロ棋士から推薦を受けた上で尚且つ、入会試験を受けなければなりません。この時点でハードル高そうな感じ満々。。。
また連盟が主催する小中学校向けのアマチュア大会で好成績を収めている場合、プロ棋士からの推薦が免除されます。
連盟主催のアマチュア大会で優勝しプロ棋士の推薦を受けたアマチュア棋士は三段リーグに参加できる三段編入制度が設けられています。
難しい話ですけどとにかくアマチュアの大会でバンバン勝たないと、そもそも推薦がもらえるような状況にはならないと思いますし、プロになっても有望そうと感じるのは、小中学校向けのアマチュア大会好成績 & プロ棋士の推薦 このセットになるとプロ棋士になる前の、スーパールーキーと言ったところでしょうか。
ただし奨励会に入ったとしても必ずプロになれる訳ではないんです。条件が色々あるわけです。
- 奨励会には年齢制限がある。満23歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日までに4段に昇格できなければ退会処分。ただし、四段の昇格がかかった三段リーグで勝ち越しができれば最高で満29歳の三段リーグ終了まで所属延長ができます。
- 四段への昇格条件は「年2回の三段リーグで1位か2位になる」となっており、毎年四人分しかプロになる席がない。
超難関じゃないですか!しかも年齢制限って、スポーツの世界ならわかりますけど将棋って30歳・40歳くらいなら、まだまだバリバリ出来るような気がしますけどね。
なんなら50歳・60歳でも大丈夫かと。それくらい息の長いプロ生活を送れるのに、プロになるには結構早い年齢で見切りをつけられるんですね。
プロ棋士の気になる年収
さすがに子供から僕の夢は棋士になりたいと言われても、親として子供の将来を考えるとやっぱり気になる部分、年収ですね。(万が一ですよ!)
プロ棋士の年収は、対局で獲得した賞金を始め、講演会、指導料、将棋連盟から支給される基本給がメインになります。
当然、年収に差が出るのは対局になります。大会によって獲得賞金がありますので年収に大きく影響を与えます。(この辺りはプロらしいシステムですね)ちなみに基本給はランクによって変わります。(ここはサラリーマンみたい)
- 名人 100万くらい
- B1級 50万くらい
- B2級 30万くらい
- C1級 20万くらい
- C2級 15万くらい
級に関しては、前年度の成績順で決まります。勝率や勝敗数によってランク分けされるそうです。
そして賞金ランク1位になると億越え可能になります。それ以下でも数千万単位を獲得することができます。プロの世界なので強いものが収入が多いのは必然ですね。
でもプロ棋士になるためには、結構犠牲にしなければならない事柄も出てくると思います。
かの名人「羽生善晴」さんも、学業との両立が出来ないくらいに将棋に情熱を注ぎ今の地位と名誉があるわけです。これは将棋に関わらず、プロと名のつく仕事に関しては大抵そうなんでしょうね。
現役はいつまで続けられる
プロスポーツ選手などは現役生活が短いと言われています。一般の会社員であれば、昔々は終身雇用がありましたけど今はもう昔って感じですかね。
でもプロスポーツ選手にしても、一握りの人間だけが夢を与えるだけの収入を得ているだけで実際はそうでない選手もたくさんいるわけです。
ではプロ棋士に関して、現役引退ってあるのでしょうか?自ら引退はあると思いますが、スポーツ選手のように戦力外通告のようなものはあるのでしょうか?
ザクッとした言い方になりますが、相当負けないと解雇とかはないようです。解雇というか降格ですね。比較的スポーツ選手のような戦力外通告のように突然ダメみたいなことにはならないようです。
「プロ棋士の夢を諦めたらそこで終わり」ではあるんですが
よく聞く言葉です、「諦めたらそこで終わり」大人が子供に向かって言う言葉ですね。僕もついつい言っちゃいますが、僕の人生を振り返ると結構諦めてる方です。
でもね〜これは相当厳しいですよ!狭き門、年齢制限。
プロ選手は確かに年齢てきな厳しさはあると思いますが、体力てきな問題をあまり気にする必要がない棋士でも例外でないところが将棋界の威厳を感じますし、目指すには超難関と感じる子供もいれば、高い壁を乗り越えるために更に精進すること子供もいると思います。
うちは厳しいかな?なんて思わないで可能性はある限り、本人の意思次第ですが応援・支援してあげた方が良いのではと思いますし、将棋は頭の回転もよくなり、決してやることによってマイナスになるものでもないですからね。