子供がダンゴサッカーから抜け出す方法を考える必要があるのか

サッカーのこと

こんな言葉本当にあるのか?残念ながらウィキペディアでも、ダンゴサッカーと検索しても、ちゃんとした情報は出てこない。

でも小学生のサッカーでは必ずと言っていいほど出てくるお決まりのフレーズがダンゴサッカーだ。練習中、試合中にもコーチから聞こえる「ダンゴになってるよー」って声。

 

ダンゴサッカーはすなわちボールを中心として、見た目がダンゴのように見えるくらい大きな円?丸?になっているからダンゴサッカーというんでしょう。

小学生低学年くらいの話でもなく、意外と高学年クラスでもこの言葉が出てくることも、たまにですが見受けられます。

(独り言:ウォータースライダーを楽しめる子供たちが信じられない。一体誰が考えたのか!しかも小さな子供には大人同伴という僕からしたら罰ゲームとしか思えない。

大人同伴をなくしてほしい、その代わり年齢制限や身長制限で縛りをつけ強制的に小さな子供たちは出来ない環境にしていただきたいものです。遊園地だと結構あると思いますが)

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ダンゴサッカーは必然である

なんだかんだとうんちく並べなくても、多分ですが全ての少年サッカーチームの低学年辺りまでの子供たちが絶対に経験するのがダンゴサッカーです。

避けて通れないものなんです。そして、そんなダンゴサッカーを何とかして改善したいと思うコーチ、何とかして自分の子供をダンゴサッカーから卒業させたいと思うサッカーに熱心な親さんたち。

 

外から見ると非常に幼稚でとてもサッカーとは言えないような状況にあるダンゴサッカー。

僕自身も一度このダンゴサッカーから抜け出すために少しアドバイスしたことがあるんですが、結局アドバイスした時にダンゴサッカーから卒業したわけではなく、年齢が上がるにつれ知らないうちにダンゴサッカーではなくなってくるもんです。

 

ダンゴサッカーを抜け出すために伝えたアドバイス

とにかくごちゃごちゃした中でプレーしているのを見るのが嫌なだけの理由でアドバイスしちゃいました。

  • ダンゴ圏外に常にいること

以上です。ダンゴ圏外にポジションを取り、パスを要求させる。

これでダンゴサッカーから多少は抜け出すことができます。でも結局これでよかったのかどうかは正直疑問が残るところでした。

 

ダンゴサッカーをそれぞれの立場から考える

これがダンゴサッカーを抜け出したいと思うか思わないかの大きな違いになってきます。

そしてダンゴサッカーをしているのは一体誰なのか?ということにもつながるんです。まずはそれぞれの立場から考えてみました。

 

ボール保持者の立場から考える(ダンゴの中心箇所にいる)

僕の中でボール保持者は決してダンゴサッカーに参加したいわけではないと思います。

本当はドリブルしてカッコよくシュートを決めたいと思っているでしょう。でもダンゴサッカーになると中々前には進めない状況になってしまい、結局早い段階で相手に潰されてしまいます。

 

相手チームの立場から考える(ダンゴの中心箇所及び周りにいる)

あくまで自分のチームが攻めてる想定での考えなんですが、ダンゴサッカーをするチームを相手にすると、よほどしっかりしたチームでない限りは相手もダンゴサッカーになります。

負の連鎖が、どんどん増してくるのがダンゴサッカーの強いところなのです。

もし、相手がダンゴサッカーで攻めてきた場合も同様に自分のチームがダンゴサッカーに知らず知らずのうちになってしまうものなんです。

 

ダンゴサッカーの周りにいる子供

なぜダンゴサッカーになってしまうのか?ポイントはこのダンゴの周りにいる子供が大きな原因になっていると思います。

 

小学生低学年ですとやはりボールだけを見てプレーするのが大半であり、ある意味それが普通のことなんです。(たまに2年生くらいからサッカーに対する意識が怖いくらい、引くくらい高い子供がいますが、そういう子供はすでにダンゴサッカーではなくなってます)

 

ボールウォッチャーなんて言葉もよく聞きますが、やはりボールだけを見てプレーすることがある意味サッカーの入り口でもあると僕は思っております。

しかし、ダンゴサッカーをしない試合とするためには、どうしてもこのダンゴの周りにいる子供たちが、どこまでサッカーとしての動きが出来るかにかかっていると言っても過言ではないでしょう。

 

結局ダンゴサッカーになってしまうのはサッカーを知らない子供たちの集まりだから

ということになります。例えば、8人制のサッカーの試合で、たった一人だけダンゴサッカーになる子供を、ダンゴサッカーを卒業した子供たちと同じチームでプレーした場合、ダンゴにならないんです。

ダンゴサッカーを一人で卒業することは非常に難しいことなのです。

でも、卒業している子供たちは例え、ダンゴサッカーのチームに入ったとしてもおそらくボール保持者になっているでしょう。

そしてボール保持者でないときはダンゴに入らず、ボール保持者の邪魔にならないポジションを取り、大きな声を出してパスを要求してくるでしょう。

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ダンゴサッカーになりやすい子供たちの特徴

ダンゴサッカーになっている子供たちの特徴としては

  1. サッカーに対する経験値が少ない。サッカーをあまり知らない。あまり見たこともない
  2. 声が出ない、声を出そうとしない
  3. ボールだけを見てしまう。(ボールに吸い込まれていく感じ)
  4. フィールドの広さを理解してない。

僕が思うにこんな感じです。特にサッカーに対する経験値が少ない、これは試合経験とかもありますが、サッカー自体をあまり知らない、知ろうとしてないことが、大きなポイントであり、そしてダンゴサッカーの子供たちが得てして、声が出ません。

声を出してパスを要求する能力が備わっていないから、ひたすらボールの近くに行き、こぼれ球を頂戴することでサッカーを楽しんでいるんではないかと思います。

 

ダンゴサッカーを抜け出すという感覚は間違っている

言い回し方が難しいのですが、ダンゴサッカーから抜け出すという感覚は、結局のところ外から目線の話であり、何なら自分の子供さえ何とかダンゴサッカーから抜け出せることが出来ればと思っているんだと思います。(僕が過去そうでしたから)

 

でも結局はダンゴサッカーから抜け出すためには、自らが離れることも大切なんですが、一番大切なのはダンゴサッカーの立場として

ボール保持者になってるのか?

ず〜とダンゴの周りにいて、いきなりダンゴサッカーを無理やり卒業するために何か手段をとったとしても無駄です。

 

ダンゴサッカーの中心人物、ボール保持者としてまずは活躍できるように頑張ってみた方が良いと思いますし、これの方が、ダンゴ圏外に行くよりハードルは高いですよー

それだけ技術を上げる為の練習をしないとボール保持者には中々なれないものなんです。

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