フォワードに必要な能力「タイプは大きく2つに分かれる」

サッカーのこと

フォワードにはさまざまなタイプがいます。これは少年サッカーにおいても、そうなってきます。

高身長を生かしたプレイヤーもいれば、スピードを生かしたプレイヤーもいます。

まぁ低学年くらいだとあまり関係なくプレイしてほしいもんですが、5年生くらいになると徐々にフォワードのタイプがチーム内で固定化され、戦術のオプションとして使われていくのです。

あの子はどのフォワードタイプかなぁ〜!って一つしかないってことではないですよー

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ダーゲットになれる選手

前線でパスの受け手となり、厳しいプレッシャの中でもボールキープができる。

こういタイプのフォワードはターゲットとして非常にチームとしては重宝します。

ポストプレイヤーとも言います。

相手との接触プレーに強く、キープ力にも長けている。

そしてそこから、バスまたは自らシュートに持っていける。こう言った選手になるためには、まぁ当たり前ですが、卓越した足元の技術と、周りを確認できる視野の広さが必要になります。

いくら足元にボールが来ても下ばっかり見てると、フォワードとして、ターゲットとしては難しいでしょう。

あいつに出せば、ボールをキープしてくれる!」という、チームメイトからの信頼感を得ることが出来ればなおさら生きてきます。

 

2秒ルールを守れる男

昔から食べ物が落ちても「3秒ルール」とか言って、3秒間までなら落ちても食べられるってこじつけて食べてたもんです。

ここでは2秒間です!

ターゲットとなる選手が、パスをもらい2秒間キープするだけで、味方のミッドフィルダーやアタッカーなどの選手が押し上げることが出来ます

これは攻撃に厚みが生まれる一つの重要な要素になります。

攻撃の厚みが薄く、みんなそこそこ上手いのに、なかなか点が入らない。

または強敵と対戦すると出会い頭の点しか取れないのは、このターゲットとなる選手がいない。もしくは2秒間キープすることが出来ないからなのです。

またターゲットとなる選手がフォワードにいることで、フォワードからディフェンスまでがコンパクトになります。何故なら、パスをつなぐ本数が減りますからね。

これによって相手へのプレッシャーも早くなり、結果ディフェンス面でも効果があるのです。

 

裏を狙うポストプレイヤー

ディフェンスラインの裏を狙う動きを得意とするタイプもいます。

というかこのタイプは結構フォワードとしてはメジャーなスタイルでしょう。最初のターゲットとなれる選手は、どうしても技術以外にも、身体的能力の重要度が比較的高いです。

昔の言い方をすれば「消える」っていい方なんですかね。

ディフェンスラインの動きのうまさと、巧みさによって得点を重ねていく。決して体格や爆発的なスピードが必要だとは思いません

しかしディフェンスラインの視界から外れる、「ダイアゴナル」に動くことが出来る。相手ディフェンダーが一瞬目をそらす、一瞬気をそらす。

そのタイミングを瞬時に反応し、相手の裏へ抜け出し決定的な仕事をする。

ちなみに僕の好きな、「スアレスさん」はこう言ったタイプの頂点にいる選手でしょう。

彼の動きや得点シーンを見ていればわかるでしょう。

ディフェンスラインの裏を狙うことは、成功すれば、後はゴールキーパーとの1対1です。

彼は決して、海外のフォワード陣の中では身長が高いわけでもなく、スピードが卓越しているわけでもないです。

相手チームからすれば、最も避けなければならないシュチュエーションなんです。

まぁチームメイトにも恵まれていることはありますが、それでも冒頭にも記載しましたが、スアレスという、フォワードタイプがチーム内で固定化され、戦術として各選手が理解しているからことから生まれるところもあるでしょう。

 

最後に

フォーワードタイプを大きく2つに分けるとこんな感じですかね。ここで挙げたのは本当に典型的なフォワードタイプです。もっと詳しく言えば、センターフォワードってやすですかね。

フォワードタイプとして

①ポストプレイヤー(ターゲットマン)

パワーやテクニックを活かしてボールをキープし、味方と連携して得点チャンスを作る

②裏に抜け出す

相手ディフェンダーとの駆け引きで、得点チャンスを作るタイプ

2つとも出来れば最高なんでしょうが、どちらかが突出している選手は、それだけの強みを持っている感じがします。

持って生まれた者だけが得られる、相手とのパワー勝負に負けない体と、卓越したキープ力を磨くのか、それとも駆け引きというある意味センスという才能が無いと成功しない、消えるプレイヤーとなるのか?

いずれにせよレベルはともかく、フォワードとして必要な技術だと思います。

最後にここではあえてスピードという能力を加味しておりません。理由としてある程度のスピードはあることを前提としております。