サッカーの中でも、ゴールキーパーというのは特別なポジションです。選手の中で唯一手を使うことができ、守備の要となります。全体を見渡し、指示を出すことができる大変重要なポジションなのですが、子供の場合は受け取り方が異なります。
ゴールキーパーの条件
まず、ゴールキーパーをやる子供というのは、背が高いということなど身体的な特徴だけでなく、ボールなどの反応などのセンスを見込まれることが多いです。
ちなみに背の低い子供でも身体能力や、声を出すことが苦手な子供、また試合全体を見えるようになってほしいと願う子供にもゴールキーパーを経験してもらうことも多々あります。
けれども、子供の中でサッカーというのはボールを蹴って、ゴールすることに重点が置かれていることが多いです。点数をたくさん入れることがかっこいいことだと思っている子供も多いです。
走ることが好きな子供が指名されてしまうと、ゴールキーパがやりたくないということが起こります。中には、最初はキーパーになったことがうれしくても、得点を許してしまったことなど、責任感を感じてしまうということもあります。
責任感の強い子供であれば、自分のせいで相手チームの点は入ったと責めてしまうこともあるでしょう。
モチベーションの維持大切
そこで、モチベーション低下へのケア方法を知っておきましょう。
まず、子供がキーパーというポジションが嫌になってしまっている時は、世界レベルの選手の試合の様子を見せてあげましょう。
かっこいい姿を目にした子供は、自分もあのようになりたいと感じるでしょう。せっかく1人だけ違うユニフォームを着ている特別なポジションです。
かっこいいといことは子供にとって大切なモチベーションの向上になります。
自信喪失してしまっている場合は、コーチになぜそのポジションにしたのかと聞いてもいいでしょう。日本では、攻撃よりも守備に重点を置く傾向があり、キーパーに指名されたということは、それだけの評価をされているということです。
子供の自信の回復につながる話が聞けるでしょう。また、失点というのはキーパーだけの責任ではありません。チーム全体の責任であるということも話してもらうといいでしょう。