日本の伝統文化でもある将棋、最近は将棋が子供の教育に対して様々な効果があるとし、将棋連盟含めて、活発に活動しているようです。
将棋の効果は色々と言われておりますが、僕自身思うところは将棋をやることによる他への効果を考える前に、将棋が強くなることが重要でありただ何も考えず、将棋をやっていても何の効果もないと思います。
将棋をすることによる子供への効果
まぁそうは言っても将棋を指すことによって、いろいろ効果があると言われてます。
1 礼に始まる礼に終わる
「礼に始まり礼に終わる。」と言われてます。「お願いします!」から始まり、将棋のマナー(ルール?)が色々とあります。
でも基本的に、スポーツでもプロは別として、始まる前に言いいますけどね。
しかしそんな将棋、他の「お願いします」から始まり、勝敗が決まる事と大きく異なるマナー(礼儀)があります。
将棋って負けた方が、ちゃんと参りました!っていう。
これは中々ないですよね。負けた事を恥じず、参りましたと素直に答える。
大人より数倍負ける事が嫌な子供にすれば、この言葉を負けた直後に声を出すだけで抵抗を覚える子供さんもいるのではないのでしょうか。
しかし、これが将棋なんです。そして敗者は勝者から、対局を振り返り、ここが良くなかった等の指導?を受けるのです。
礼に始まり礼に終わる 大事なのは負けたとしても、潔く負けを認め、さらに強くなる為、勝者から何故負けたのかを聞くこと。
ここがとても難しいです。息子も将棋が少しできるようになり、将棋道場の強敵達に負けまくりましたが、最初行きだした頃は、参りましたとは言うものの、その後のフィードバックは聞かずに席を立ってた時もありました。
大人でも嫌ですよね〜 上司からの仕事内容のフィードバック
2 集中力がつく
これもよく言われてますね。
確かに将棋を指している最中は離席できなです(ってかしないでしょう)。先の先を読むために考えることができるようになり、息子も確かに何かに没頭する際は集中しているような気がします。
でも普段の落ち着きのなさや、集中していない時のボ〜っと感は、やはり小学生だからなのでしょうか?
ひょっとしたら、かなりお強い小学生のお子様は、どんな時でも将棋で鍛えられた集中力を生かせるのでしょうか?
3 先を読む力がつく
これはも正直「ん〜?」です。
こと将棋(その他ボードゲーム関係)は、先の先を読む力がつきます。
でもサッカーをやると次のプレーを意識して!と言ってもなかなかできません。
人それぞれですかね。
将棋が強い子は頭が良い?
なんとも言えませんが、僕が息子を連れて小学校を対象とした大会や、将棋道場で見る強い子供たちは見るからに頭が良さそうです。
ちなみにうちの息子、最近たまに、将棋好きのお爺さんに相手してもらっているんですが、おじいさん曰く、「将棋が強い子に頭の悪い子はいない」と言ってましたよ。
頭が良いこと自体、何らそんは無い!
将棋をやることによって脳が鍛えられ、行き当たりばったりで物事を考えず、常にその先に何があるのか?果てはその結果で一体何を求めるのか?なんてことを考える頭脳はつくような気がしますね。
勉強では身につかない頭の良さも鍛えられるのも、魅力ですね。
日本の伝統文化である将棋。
なかなか子供たちが、のめり込むには非常に遊びとしてはレベルが高く、いざやるにしても覚えること自体ができない子供たちにはハードルが高い。
でもそんな将棋に見向きもしない子供たちも、カードゲームの名前はしっかり覚えており、意外と頭も使うことを考えると、決して将棋も敷居の高い遊びではないと思う。
大人になっても出来るし、最近は違うのかもしれませんが、昔は偉い人たちの大半は囲碁や将棋をやっていたと聞きます。(いつの話?なんて突っ込みは、勘弁してください)
囲碁よりは庶民的に楽しめる。そんな将棋を子供さんが楽しむきっかけを作ってみるのも、アリなんじゃないですかね。