サッカーの基礎技術そしてサッカーの基礎用語と言うべきなのか。今回はサッカーの基礎となるキックについて触れてみたい。
これまでもいくつかキックに関して僕自身が、考えることを書いてきたけど、キックの種類については在り来たりすぎて触れなかった。だから少しやらしてもらいますね。
5種類のキックを使いこなす
サッカーの基本となるキックは5種類あります。まずは5種類のキック名称と、どんな感じで蹴るかを紹介します。
いずれもサッカーをやるのであれば必須と言っても良いくらいのキックです。いきなりすべてをマスターすることは難しいとは思いますが、最終的にはこなせるようにはしたいですね。
インサイドキック
サッカー選手としてスタートする時、必ず最初に練習するインサイドキック。幼稚園のヨチヨチボーイも、小学5年生からサッカーを始めても、全てと言っても過言ではないこと。。
インサイドキックは最初に練習するキックです。
インサイドキックは足の内側に当てて蹴る。だからインサイドです。練習のコツは最後まで見てから、こちらで確認して下さいね。
またインサイドキックはパスを出す際、最もコントロールしやすいキックでもあります。
アウトサイドキック
実はあまり練習頻度が低いのがアウトサイドキックです。でも不思議なことに小学生の学年が上がるにつれて自然と出来るようになります。
アウトサイドキックは言葉の通りですが、足の甲から外側を使って蹴るキックになります。
!!簡単にアウトサイドキックを終わらせるわけにはいきません!!
アウトサイドキックからのパスは相手も読みづらく、わかりづらいのが特徴であります。
蹴るモーションがほとんど無い
のが相手にとってどのタイミングでパスを出すのか?というのが、インサイドキックに比べて遥かにわかりづらいです。
あまり練習メニューに入らないアウトサイドキックですが、実は超重要な決め手となる効果的なパスが出せるのがアウトサイドキックの特徴ではないかと僕は思います。
インフロントキック(アウトフロントキック)
比較的距離が出るキックであり、コーナーキックやフリーキックにも多用できます。
(もちろんシュートにも効果的。ネイマールが少し遠目からインフロントで曲げた感じで決めてますよね)
また子供達が大好きである『カーブをかける』感じのキックもインフロントキックを用います。
曲がり具合も上達すると色々楽しめるので、ボールがしっかり蹴れるようになると楽しみが増えるのがインフロントキックの特徴でもあります。
蹴り方としては、足の甲親指あたりからボールの下に潜らせ滑らせる感じで蹴り上げます。
ゴルフでいうとドライバーのような感覚です。ただしダフってしまうとダメなので気をつけましょう。
またアウトフロントキックもあります。これはインフロントとは逆の考えで蹴ります。あまり使用しているのを見ることがないですが、サッカーの試合中に細かなシーンで地味に使用しているとは思います。
まぁ小学生では中々使いこなすのは難しいでしょうが、試してみるのもアリですね。
子供のサッカーのセットプレイで得点の予感を感じたことがない!
インステップキック
キックの王様であるのがインステップキックです。最も強いボールを蹴ることが出来ます。シュートシーン然り、ディフェンス時のクリアーまで様々な場面で使用します。
蹴り方としては足首をしっかりと固定して、足の甲でボールの中心を蹴る!
キック力という言葉もこのインステップキックに当てはめることが多いです。基本的にボールの中心を蹴ると言う簡単そうで難しい動作であり、走りながら蹴り上げることで、さらにボールのスピードが増します。
トゥキック
最後はトゥキックになります。蹴り方は足のつま先(トゥ)で蹴ります。サッカーではあまり使用することがないですが、フットサルになるとトゥキックは必須に変身します。
またサッカー覚えたての子供達がまずボールを蹴る姿は基本的にトゥキックから始まります。
しかも案外ここから抜け出せず、3年・4年までトゥキックを引きずる子供も少なくはありません。
キックを使いこなすことが一番の目的
ひたすら全てのキックを練習し蹴れるようになったとしても、試合中に使いこなすことが出来て初めてサッカーのキックとして成り立ちます。
インサイドキックとアウトサイドキックの関係なんてまさにそうであり、どちらの足でパスを出すのが最短で止められないか?
アウトサイドキックでければパスが通るのに、わざわざインサイドキックの体制にしてから蹴っては意味がありません。
シュートもそうでしょう。インステップでおもいっきり蹴るのか?それともインフロントでコースを狙っていくのか?などは、やはり練習や試合でたくさん経験することで、体が自然と覚えていくのだと思います。
サッカーは全てのシーン(ゴールキーパー除く)で相手が邪魔をできるスポーツです。瞬時に頭で考えることが出来れば最高なんでしょうが、それでもやはり体が反応することが大切なことでしょう。