サッカーの試合中にプレーが止まるときがあります。サイドラインなどから、サッカーボールが出てしまう。審判の笛が鳴る。
サッカーのプレー中断は基本的には、審判の笛で始まり、審判の笛でリスタートが原則です。
流石にスローインやゴールキックの際にいちいち律儀に笛を吹く審判は、あまり見かけませんが、サッカーのプレー中断は審判の笛が鳴って初めて成立する。
それがサッカーです。しかしそんなこと御構いなしの自己判断をしてしまうケースがあります。
その代表格が、オフサイドになります。ちなみにオフサイドとはサッカーのルールであり、反則の一つになります。
右手を挙げてオフサイドをアピール
少年サッカーでも当然オフサイドは存在します。ある意味フォワードであるトップの選手に、あまりサッカーを知らない子供を配置するとオフサイド連発しちゃいます。
小学4年、5年になると裏を狙ったパスを出せるようになります。
オフサイドトラップを仕掛けてる訳ではないですが、自然とオフサイドになります。
そしてディフェンス陣は、普段の学校生活では、そこまでハッキリと手を挙げているかわかりませんが、スッと右手を挙げてオフサイドをアピールする。
ここまでは別にいいんですよ!
こっからが問題なんです。
小4の右手は笛では無い!
サッカーの試合中に誰かがオフサイドだとアピールすると、不思議なくらい全員プレーが緩みます。そして止まります。
サッカーの試合中にプレーが中断するのは審判の笛が鳴らないと中断しません。
小4の子供が右手を挙げてオフサイドだと言っても審判の笛が鳴らない限り、試合は中断しません。
小4の右手には、そこまでの権力はないのです。
小4の右手をフォローする
確かに審判の笛が鳴らない限り、オフサイドだと小4の右手がアピールしても、試合は続行されます。
それでもオフサイドだと判断し審判に右手を挙げてアピール出来ること自体は、とても素晴らしいことです。サッカーを知ってなければ、オフサイドだと感じることも出来ないでしょう。
サッカーの試合に集中してなければ、オフサイドだと審判に右手を挙げてアピールすることも無いでしょう。
そして何よりディフェンスリーダーとして、リーダーシップをとっている何よりの証拠であり人としての器を感じ取ることが出来ます。
いつの時代も年齢関係なく、何かを訴えること、何かを伝えることを、自ら率先して行うことは簡単そうで、難しいのですから。
そして次に、そんな小4の右手を信じてしまい、プレーが止まると自己判断してしまう、周りの子供たちがいます。
右手には何かを信じさせる力がある
小4の右手には、何かを信じさせる力があります。普通の生活をしていれば、このサッカーの試合中に、挙げられる魔法の右手を経験することすら出来ないでしょう。
小4の右手に全員が魔法にかかったように、オフサイドだと信じてプレーが止まる。そして結果はこうなります。
試合止まってないよ!
オフサイドだとアピールした、小4の右手には何もないことを気付かされます。
目が覚めた時には超ピンチに早変わりしてます。オフサイドは自己判断によってプレーが緩まる代表であり、まさに小4の右手によって、誘発されるのです。
集団心理の怖ろしさ
たった一人の小4の右手によって誘発される、プレーの中断。
たった一人の小4の右手が集団の心を揺るがし、「皆がそうだろう」と信じてしまう。
だろう運転はしない!(関係ないですが)
子供であれば尚更の話になりますね。「みんながやっているから」「みんなが好きだから」こう言った集団心理が働くことは、子供であれば当然の話です。
仕方のないことかもしれないけど、何度も言いますが、審判の笛が鳴るまでは、プレーは続行するのです。
小4がその間にある
小学5年生になると、仮に右手がオフサイドとしてアピールしても、他の子供たちのプレーが止まることは少なくなります。
そして小学3年生だと、そもそもオフサイドであるとアピールできる子供も少ないです。またオフサイドとアピールすれば、その右手の効果は、とてつもない力を発揮します。
小学4年生は、右手の効果がまだ残る年齢でもあり、オフサイドだとサッカーの試合中に、はっきりと理解してアピールできる年齢でもあるのです。
最後に
オフサイドは小学生には理解すること自体が難しいルールです。別に勉強会とかやらなくても年齢が上がると自然に覚えてくるオフサイドというルール。
そんなオフサイドには、審判の笛の他に、小4の右手という自己判断で集団を動かすことが出来る、子供の審判が登場するルールの一つです。
その他には
- サイドラインを出た出てない
- ボールが当たって子供が泣いちゃった!
このあたりがありますが、試合が止まる、気が緩む度合いはオフサイドをアピールする、小4の右手の足元にも及ばないのです。