サッカーチームのポジション選び、今回は『身体能力が高い子供はディフェンスです』になります。
前回の『上手い子供は真ん中・下手な子はサイドです』の続きになるんですが、1つで行けるんちゃうか!っていうのは無しでお願いします。
これもかなり偏った考え方になるんですが、案外こう言う傾向は高いんじゃないかと思いますね。
特にあまり強くないサッカーチームですと、やはり技術がある子供や身体能力が高い子供の人数が少なくなるケースもあります。
またAチームだと問題なくポジションが決まるが、Bチームだと、どうしてもディフェンスが出来る子供が少ない。。
というか攻撃自体も大したことないんだけど、ディフェンスをやらすと試合にならない。。
そう思ったコーチが陥る、身体能力の高い子供を犠牲にしてしまうポジション選びです。(裏テーマです・大きくもう一度行きます!)
チーム内で身体能力が高いだけの子供は犠牲になりやすい
『身体能力が高いだけ』のだけが重要です。そしてチーム内ということも付け加えます。
本当に身体能力が高いかどうかはわかりませんのレベルです。
そもそも身体能力ってなんじゃい!って思います。よくアフリカ系のサッカー選手を総じて身体能力が高いという敬称のようなものが付きます。
ということはなんでしょう?
- 足が速い
- 背が高い
- ジャンプ力がある
- 体が強く柔らかい
こんな感じですかぁ?
でも身体能力という表現を想像して、背が高いというのだけだと、なんか違う気がしますね。
その他は、サッカーというスポーツに限らず考えると身体能力が高いという表現を使っても良いのかもしれませんね。
(でも背が高いだけの子供も今回は入るかな?微妙です)
微妙なチームが陥りやすいパターン
小学生のサッカーはゴールキーパ1名・フィールドプレイヤー7名の8人構成になります。
ゴールキーパは別として、7人のフィールドプレイヤーは全員サッカーレベルでいうと、『中の上』から『中の下』レベルの場合、技術で言えば『中の下』であったとしても、身体能力が高い子供はディフェンスを任されるケースが多いです。その理由として
- チーム内で身体能力が高い子供 = 相手の攻撃陣に走り負け・当たり負けすることがない
これが最大の理由です。そしてこれ以外の理由はないです。
犠牲になるとは?
言い方が乱暴なのはお許しください。あえて犠牲になるというキーワードを使っています。
本来、攻撃で使う方がより効果の高い選手であったとしてしても、メンバー構成を考えるとディフェンスを任せないと試合にならないとコーチが判断するからです。
また、バンバン点が取られると、ディフェンスしている子供たちに何を遠慮しているのかわかりませんが、精神的ダメージを考慮しているのかも知れません。
そして気をつかっている。だから犠牲にならざるを得ないシーンがある。
そしてチーム内で身体能力が高い子供にはたくさんの試合で犠牲になることを求められます。
やはり皆んな楽しく和気あいあい!
そして試合のピリピリした感覚も少しスパイスとして加味する。それを実現させるためにはどうしても大量失点は避けないとダメなのです。
『ど〜せセンターバックだと試合前から思っている』
ここまでくると完全に子供自身が組織の中での役割を諦めている発言です。
すでに子供の気持ちは慢性的な考え方になっています。こうなる前に、ポジション・ローテーションは頻繁に行うべきでしょうね。
まぁこう思うのも意外と小学4年生くらいかもしれません。高学年になると、今まではフォワードばっかりやりたがっていた、いまいちサッカーが上手く無い子供でも、カッコつけてか、センターバックをやりたがる子供もいますからね。
適材適所という言葉を忘れた楽しむだけのサッカー
『ガチでサッカーが上手くなりたい子供』と『そうでもないがサッカーが好きな子供』の差はなんでしょう?
他人から見た答えは、上手くなりという気持ちが前面に出て、上手くなりたいと思い三度の飯よりもサッカーに触れているということです。
僕も賛成です。やはり意識の高低差は大切ですし、まずは本人の意識を優先すべきなのは間違っていないでうす。
そんな考えの反面、まだまだこの先どうなるかわからない子供という小さな可能性に対して、大人(コーチ)はどう接するべきなのか?
ヒイキすることは許されないにしても、サッカーの技術・意識などとは別路線で、子供達の能力(適材適所)を意識し、考えた配置(ポジション選び)を配慮する時があっても良いのではと思いますね。
もし自分が営業畑から突然事務職に行き以後、ずっと事務職につくことを考えるとゾッとするでしょう。逆も然りです。
その時人はこう言うのです『俺は営業向きだ!事務は苦手なんだ!』って。。
『向き不向きをお前が決められるわけないだろぅ』って言われたらパワハラですか?サッカーチームでそうなってませんか?もしくはそういう事を言えない雰囲気を知らん間に作ってませんか?
そういうことです