住宅ローンを考える前に老後資金考えてますか?

住宅ローンのこと

厳しいタイトルでしょう?住宅ローンを借り入れして、マンションや戸建てを購入しようと今まさに検討している人がいるとすれば、その人たちは老後資金を考えることを捨てていませんか?ということ。

確かに住宅を取得するということ自体が、老後の安定に繋がることは間違いないでしょう。将来、退職してから収入が激減しても、賃貸生活を送ることは非常に大変なこと。

「賃貸と持ち家」との比較を度々見ます。

この比較は、住宅ローン返済中を想定した比較であり、住宅ローン返済終了後は、マンションなら管理費や修繕積立金と税金関係だけ。

賃料は生きてる限り、永遠に支払う必要があります。

 

まぁ収入源に合わせて、住まいのランクを落とせばいいことでしょうが、果たして割り切った感覚で臨めるでしょうか?

まぁ今回は住宅ローンの前に老後資金を少し考えて見ませんか?ということ。

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3000万円用意できますか?

今も昔もよく言われる、老後資金として一人3000万円のお金を用意する必要があるということ。さてさてこれを目標として、毎月貯蓄できるのでしょうか?

サラリーマン夫婦がもらう年金は、将来どの程度になるか。。。

 

一般的に余裕のある老後の生活に必要なお金は月30万円以上は必要と言われています。

 

65歳を定年として、90歳まで生きるとすれば25年間。毎月10万円を老後の生活で捻出するとすれば、年間120万必要なわけです。

そして25年分で算出すると合計3000万円ということです。

 

普通に考えても3000万円は高いハードル!

住宅ローンでも賃貸での生活でも、3000万円の貯蓄は結構高いハードル。普通に生活していて、3000万円という大金を蓄えるのでしょうか?

毎日の生活費に加え、結婚、教育、住宅という三大支出がある人生の、エクストラ・タイムの老後資金が、その先に待ち構えております。

サッカーのように短めの延長戦ならいいのでしょうが、老後は長い、90歳まで生きなくても結構長いのです。

 

全てのライフプランが遅れている人が大半

現在ライフプランとして色々と計画されているのは、一昔前のライフプランが見受けられます。

しかし、もはや結婚は30代後半から、子供が生まれるのが40代、そして住宅ローンのスタートも40代。

 

住宅ローンは35年で組むのが一般的だと考えれば、40歳で借り入れをすれば、返済終了の年齢は75歳。

40歳で子供が出来たとすれば、大学卒業時には63歳くらい。

 

一体いつ3000万円を貯蓄する余裕が生まれるのか?

 

目的があるからこその貯蓄

老後資金3000万円という計算は確かに間違ってはいないのかもしれません。しかし、老後のお金のことばかり考えることが、果たして良い結果を産むのでしょうか?

貯蓄は使う目的があってこそ、貯蓄なのです。

 

もし、その貯蓄が「老後の備え」という理由だけなのであれば、もう少し具体的にする必要があるでしょう。

3000万円の残高がある預金通帳という目標のために頑張るのは、かなり辛いです。

まぁ通帳を眺めるのが趣味の人も実はいますけどね。

 

教育費と住宅ローン

50歳までに教育費の心配が仮に終わっていたとしても、おそらく、住宅ローンなどが残っていて、生活はキツキツの状態でしょう。

年齢が上がるにつれて年収が上がって行くのは極わずかの人間。ほとんどの人が、50代を境に年収は横ばいから減少傾向に向かうのです。

 

このスパイラルを抜け出すために、たいていの人が考えるのが、「共働き」という選択。

まぁ結構ん当初から共働きで生活している人もたくさんいます。決してこれはお金の問題だけではなく、仕事に対しての生きがいや、自分に対する価値観を求めるようになってきたことも大きな要因でしょう。

 

共働きを行いながらも、年齢を重ねていた状態で次に考えるのは。

 

節約する

電気をつけない、水を流さない、美味しいものを食べない。綺麗な洋服を買わない。新聞の購読をやめる。

結婚するまでに結婚資金を貯めるような節約をしている人は少なくなってきているでしょう。

 

しかし、子供が生まれてたら教育資金のために節約する。さらにマイホームを買うための頭金と住宅ローンの支払いのために節約する。

そして最後に、老後資金のために節約する。

もはや節約だけでは足りない。そして副業なども検討することになります。

 

老後資金まで考えることが出来たら大したもんだ!

とまぁここまで来て何ですが、老後資金にまで頭が回るような生活を今送ることが出来ているのであれば、大したもんだと思います。

ひょっとしたら、住宅ローンなんかよりも、もっと大切なお金は老後資金なのかもしれません。

 

教育費・住宅ローン・老後資金

 

この3つを完璧にクリアすることは、普通のサラリーマンでは不可能でしょう。しかし、ある一定のレベル、もしくはそのレベルを多少は下回っていたとしても、何とか我慢の出来るレベルにまで持って行くことが出来れば御の字ではないでしょうか。

 

老後資金が後回しになる

何とか我慢の出来るレベルに、教育費や住宅ローンを抑えることが出来たとすれば、おそらく老後資金はそれ以下のレベルになるでしょう。

それでも、普段の生活を送りながら考える老後資金が、後回しになることは必然です。

 

3000万円は仮定の話である!

老後資金の3000万円は確かになんとなく根拠があるような感じもします。しかしこれは、今の物価などが将来も続いた時の話であり、ひょっとしたら、3000万円では全く足りないかもしれませんし、余裕シャクシャクの生活が送れるかもしれません。

 

最後に

住宅ローンを借り入れること自体が、人生最大の買い物であり、お金が必要な時期なのかもしれません。それは物を買うというカテゴリだからでしょう。

教育資金は子供のためという気持ちがあり、まだまだ自分も現役バリバリで働いている時期と同時進行で進む子供の成長と共に励むことが出来ます。

 

老後資金は老後になってからでは遅いのです。

これが最大の問題でしょう。さてさて何処まで考えるのかはあなた次第です。

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