老後を見据えたリバースモゲージを活用するには何が必要?

住宅ローンのこと

人生最大の買い物である『住まい』これを使って老後資金不足を補う方法があります。今回お伝えしたいのは、『リバース・モゲージ』です。自分の老後期に、そのまま自宅に住み続けながら、自宅を担保にして金融機関から返済不要のお金を受け取る事が出来るのです。

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老後を見据えた住まいを購入するには?

リバース・モゲージを利用する事を、老後を迎えた時に初めて知ってしまっては遅い事もあります。またこの手のシステムを利用する為には、やはり家を買う当初からの計画(ライフプラン)を遂行する、もしくは完璧に遂行できなくても、出来るだけそうなるように、家を買うつまり住宅ローン住宅価格ご自身の収入などを、照らし合わせ、老後に見据えた計画を立てるべきでしょう。

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一生賃貸では得られない

賃貸と持ち家の比較は永遠のテーマです。しかし、賃貸生活ではこの様な老後の資金計画を立てることは出来ません。貯蓄だけでは想像以上の預貯金が無いと、老後の生活は不安です。

住宅ローンが支払えるかどうかは、あなた自身のライフプランと、手にする住まいによっては決して不安材料になるとは思えません。

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リバース・モゲージとは?

冒頭に説明した『返済不要のお金』これを見るとなんだか怪しい感じがしますよね。世の中そんな上手い話があるわけないと。確かに簡単な話ではないのです。リバース・モゲージを説明して参ります。

例えば、あなたの家(土地)の評価額4000万を担保に入れ、年間100万円を受け取る。

その代わり、借りた本人が死亡すると、金融機関は担保にしていた住まいを売却して、ローンを回収する。その際、売却代金がローンを上回った場合には、差額が相続人に渡されるということになります。

簡単に言うと、将来あなたの不動産を売却すれば得られる利益を、先に年金形式で受け取るような仕組みなのです。

ローンを完済した家であれば、住居費はほとんどかからない、また住んでる家が年金のような形になるということです。

 

子供達も安心できる

返済不要であり、今まで住み続けた家に住める。住宅という資産を活用して老後生活を暮らすことが出来る。これは将来子供に資産を残すことは出来ないかもしれません。

しかし、老後生活に支障が出ることのない環境は、子供たちにとって一つの心配を無くす要因になります。

 

全国的に展開していない

現在リバースモゲージの取り扱いは、特定の市町村や厚生労働省、特定の金融機関に限られています。今後、高齢化社会が進むことは、周知の事実なので普及することは間違いないです。

 

評価額が影響する

当初4000万の評価であったとしても、長年リバース・モゲージを利用している間に、何度かの担保評価の見直しがあります。仮に評価額が上がれば受け取り期間も長くなるかもしれませんが、評価額が下がった場合は、減少することになります。またそれなりの評価額のある土地が対象になっております。

 

リバース・モゲージを老後の視野に入れる

リバース・モゲージを視野に入れるとすれば、一戸建てを購入することが現状大前提になってきます。ひょっとすれば今後はマンションも対象になる可能性もありますが、現在は一戸建てが対象となっているようです。

リバース・モゲージも老後の資金確保に利用するかもしれない。またはそう言った選択肢を老後に残したいと思っているのであれば、一戸建てを購入することになりますね。(現時点)

 

住宅ローンが残っていると厳しい

リバース・モゲージを利用するとなると、住宅ローンを完済していることが求められます。となれば、60代・70代でも住宅ローンが残る計算の方は、このまま進めばリバース・モゲージを利用することが難しいでしょう。

現在、マンションを始め、住まいを買う人の年齢は上がってきていると思います。住宅ローンは35年です。40歳でマンションを買えば完済時は75歳です。

そう考えるとリバース・モゲージは、そもそも余裕のある方か、60歳までに住宅ローンを完済できる計画を立てることが出来た人が利用するシステムなんでしょう。

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まとめ

このような制度が使えるのか?利用すべきなのか?は、人それぞれではあります。しかし、老後を迎えた際には、人は皆、今までのパワーはなくなり、大半の人が仕事もない状態になります。

これは選択肢が自動的に狭くなることを指します。老後を迎え時に、あなたにどの程度の選択肢が残るのか?これは、これからのライフプランなどで決まってしまいます。

当然、予想しない外部の要因によって厳しい状況になる可能性もありますが、今回のリバース・モゲージのようなシステムを利用する為にも、よく考えて行きたいものです。

リバース・モゲージとは。。。

  1. 土地・建物の評価額を担保設定する。
  2. 毎月一定の金額受け取ることが出来る。
  3. 死亡時に不動産を売却する。
  4. 余剰が出た場合は相続人に分配される。
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