サイドハーフのプレイスタイルは大きく分けて2つある。「縦に抜けるのか?」「中に切れ込むのか?」少年サッカーでは、たいていの子供が縦に突破することを選択している。(ちなみに対象年齢12歳までなのでご了承くださいませ。)
縦へのドリブル突破で魅了させる
縦に突破できること自体がある意味サッカーチームとして、そして個人としての武器ではあります。スピードを活かしたドリブルってやっぱりサッカーの王道のプレイの一つであります。
世界のサッカースタイルが、どれだけ進化したり、トレンドが変わったとしてもスピードを活かし、サイドを突破する選手がいなくなることはないでしょう。
縦への突破は小三までだ!
縦への突破は小学3年生くらいで、一旦ピークを迎えます。サッカーが上手い子供と、そうでない子供との差が激しく、また身体的な成長度合いの差も激しいのが小学生です。
小学三年生までなら、サッカーの上手い下手のレベルのみで、意外と相手を振り切れるのです。
ところが4年生以上になってくると、根本的な足の速さが必要になってきます。
そこで次の選択肢となる、「中に切れ込むのか?」が出てくるんですが、これが出来る子供と出来ない子供が出てくる。
ちなみに小学生低学年でも、余裕でカットインと、縦への突破を自分の意思で選択している子供もいますからね。
縦への突破は不器用な男の証だ!
「自分不器用ですから。。」昔の超有名な俳優さんが、言ったのかどうかはわかりませんが、不器用な男の代名詞的である有名なセリフ。
縦への突破が得意?縦への突破しか出来ない?そういう子供は基本的に不器用な男だと思う。
以外に勉強は出来たりするんだけど、どう考えても、縦のラインには、限界があり、サッカーのフィールドや周りの味方なんて全く見えない。
まさに猪突猛進!
ここまで、サッカーのフィールドを縦長の長方形に、切り取ってしまうプレイスタイルは完全に、ガンコで頭カチカチの江戸前寿司の不器用な男のなせる技であります。
ってかそもそも、ライン割るまで止まれない子供もいますから!
ここまでが小二まで
止まっても縦への突破!不器用な男 続編
いよいよ縦への突破に磨きがかかり、草野球用語?であるションベンカーブならぬ、ションベンダブルタッチや、いまフェイントした?みたいな一風変わった感じのボディフェイクを織り混ぜて、あえて縦への突破に突き進む。いや!あえてではなく、自らそこを選んでいるのだ!
しかし、相手チームもある程度付いてくる。そこで、不器用な男はどうするの?
さぁどうする?
一旦止まって再度縦への突破ぁ〜(O(≧∇≦)O)
外から見てると、そこまで極細長のフィールドにこだわる意味がわからん。
っとまぁここまでが縦への突破

サイドハーフ 中に切れ込むプレイスタイル
もう一つのプレイスタイルとして、中に切れ込んでの突破やシュートを狙うこともしくはそこからゲームの組み立てに関わっていくことを得意とする選手もいます。
先ほどの「不器用な男=縦へのドリブル突破」とは打って変わって、チームの中心プレイヤーとして試合を有利に運ぶ、あるいはピンチの目を未然に防げる。
基本的に足の速さ云々ではなく、サッカーをよく知っているという共通点があります。そしてこの手のプレイヤーには一つの特徴というか、技術が備わっている必要があるのです。
両足使えるか!
利き足でのプレーが一番得意なのは当然のこと。世界的に見ると中に切れ込むプレイスタイルの選手は、一応利き足とは違うサイドに配置されることが多いですよね。
右利きなら左サイド、左利きなら右サイド
こうすることで、中に切れ込む(カットイン)ことが、やりやすくなり、その後のシュートも打ちやすくなるのです。
しかしこれは、あくまで両足がそこそこの技術があることが前提。
カットインしたければ両足の技術を磨くこと!
カットインってカッコいいプレイですよね。チームのエースやアタッカーと呼ばれる選手達は揃ってカットインを得意としている選手が多いです。
直接得点にながるプレイスタイルなので、相手にとっても脅威になるのです。
サイドハーフからカットインで抜け出すことが出来できれば、少年サッカーチームとしては、守護神と言われるゴールキーパーや、センターバックのように、そのサッカーチームいたこと自体がラッキーな存在である人材です。
ただし、ゴールキーパーやセンターバックのような、持って生まれた身体的な能力を、そこまで必要とはしません。(対象年齢12歳ね!)
- 基本的な足元の技術を両足でこなせるようになること
- 利き足以外でも強いシュートやキックが蹴れること
- 視野が広く保てること(不器用な男は出来ない!)
- 連動や動き出しを常に意識していること
こういった案外難しいのですが、しっかり練習したり、普段のプレーを意識を高く、そしてサッカーの試合を見た入りすることで、身に付けることが出来る能力なので、自分のサッカーチームで、エースと呼ばれたいのであれば、鬼の練習が必要です。
不器用な男がエースになる為には?
カットインや中に切れ込むタイプのプレイヤーも実は世界的に見ると、スピードを武器としている選手は多いです。
そもそも縦への突破も、中への突破も、1対1への絶対的な自信がなければ、相手を抜くことが出来ません。
本来、縦への突破を得意としている子供が、中への突破が出来るようになれば、最強に近い選手になるんでしょうが、不器用な男は、そうは行かないのが悲しいところなのです。
そもそも、持ってる身体能力(スピード)で何とかやってきている状態であり、サッカーの基礎や知識に関しては、強いサッカーチーム内では「中の上」を抜け出すことが出来ない。
「上の下(じょうのげ)」以上を目指すには?
すでにお解りでしょうけど、ようは練習する以外ないですね。リフティングも両足て出来るようになったり、まず持ってサッカーに対する情熱がなければ、ここを抜け出すことは困難なのです。
普段のサッカーチームだけの練習だけではダメです。更に上を目指すためには、それ以上の努力が必要なのです。

最後に
サイドハーフは少年サッカーチームにおいては2つの見方があります。
非常に頼りになるアタッカーの場合もあれば、子供のサッカーという観点からくる、全員みんなお友達スタイルで、試合に出す必要があった場合の、ポジションとしてもサイドハーフは最も配置されやすいポジションでもあるのです。

とはいえ、サイドハーフは活躍が非常にわかりやすいポジションであり、子供には人気があるのです。サイドハーフに求められる2つのプレイスタイルは、どちらが得意とかでは足りません。
- 縦への突破
- 中への突破
2つとも出来るようになって、初めて頼りになる、エースとして君臨することが出来るでしょう。