いよいよ決勝戦をかけた戦いが始まろうとしている。昨日の激しい戦いの疲れも特に感じず、皆んな元気なお返事。ベスト4まできてどこか安心感と、ここまで来たらやるしかない!の少し開き直り気味にも感じる落ち着きかげんで、アップ開始。
前回の内容

子供の試合観戦ベスト4 まず河川敷のご機嫌を伺う
試合開始まで後2時間、今回の試合会場も河川敷。ベスト8までの試合会場も河川敷でしたが、とにかく川そばであるが故の自然との戦いがある。
「絶対に負けられない試合がそこにはある」とサッカーではよく聞く言葉ですが、まずは、親子共々、強風という自然との戦いに負けられない。試合後に聞いた話ですが、この試合に勝てば都大会に行ける程の大きな大会だったそうです。
集合時間8時50分に無事到着し、風を確かめる。「今の所大丈夫だ」前日の試合に比べると打って変わって暖かい。しかし、山の天気は変わりやすいのと同じくらい、河川敷の天気は変わりやすい。
天気というか風がとにかく天邪鬼だ!さっきまで穏やかだったと思ったら突然、強風が吹きだす。
まるで今まで楽しく遊んでいたのに、突然キレる子供みたいだ。一体何があったのか周りはキョトンとし、誰かなんかしたのか?と心の中で思っている。
軽く汗を流しアップ終了
子供たちがアップを終えて戻ってきた。いよいよ試合が始まる。相手は前日の試合で少し観たが、2名だけ同学年とは思えないくらい大きくて早い。
ポジションはアタッカーと、センターハーフ(11人制だとトップ下の下くらいかな)アタッカーの彼は自チームコーチの話では、ブラジル人らしく正直、その名を聞いただけで自分としては負けだは。。。と思うくらいの王国。前の試合を見ても、ケタ違いに早くて上手い。
しかし、サッカーはチームで戦うスポーツ。素晴らしい選手がいるからといって必ず勝てる訳ではない。
決勝をかけた戦いが始まる
前半開始(20分)
我がチームは前回同様のスターティングメンバー。相手も初めからエンジン全開。応援する親達も大きな声を出しとにかく勝って欲しいと思い「ガンバレー」と今まで以上に熱が入っている。
今日の試合からは、ベンチにすら入れない子供たちも応援に駆けつける。全員で勝つんだと、試合前からコーチがゲキを飛ばす。
しかし、試合の流れはやはり強烈なアタッカーと、小学校か?と思うくらい落ち着いて中盤でボールをちらし、タメを作る大型レジスタによって、試合の流れをつかめない。
前半10分ついに均衡が破れる。相手のコーナーキックを見事、頭でヘディングシュート。
ゴール! 0対1
相手チームとはいえ素晴らしいゴールでした。小学校高学年でもない彼らが、コーナーキックからスペースに走り込み、ドンピシャで合わせてきました。
「ん〜強い」
しかし暑い。前回の河川敷とは大違いに暑いし風もない。河川敷仕様に、少し厚めの服装をしてきた自分はとにかく暑い。前日は寒かったのに、今日は暑い。上着を脱ぎ半袖になる。
河川敷ぃ!どっちやねん!
そんな気持ちでいっぱいです。そして前半終了の笛が鳴る。
後半前のハーフタイムもなんだかピリピリしてきてる。今大会、我がチームの初失点でもあり、相手が相手だけに先制点はかなりキツいと皆んなが感じている。しかも相手は、主力2名以外は、とにかくメンバーチェンジを何度もし、色々な選手が出てくる。でも経験にとか、全員試合に出しますみたいな感じではなく、出てくる選手すべてが、ちゃんとプレーできる。選手層の厚さも感じる。
後半開始(20分)
ついに絶対に負けられない試合が始まった。前半、緊張もあってかあまりボールを回すことがで出来なかった我がチーム。後半は少し落ち着いてきたのか、ようやく普段のプレーに戻りつつあった。
後半5分、一気に気持ちが上がる。
ゴール!(1対1)
これまで1失点に抑えていたのには理由があった。相手チームのアタッカーを抑えるために、マンマークでつけていた選手が本来は我がチームの攻撃の起点となる選手なのだ。
ずっとディフェンスをやっていたストレスか、後半からは行け!と指示があったのかは知らないが、ボルーを持った瞬間一気に駆け上がり最後は絶妙なスルーパスで同点。
まだまだイケる。応援する親達もより一層気持ちが入ってきた。
しかし、そんな勢いを完璧にねじ伏せるられる。
後半8分・12分立て続けにゴールを奪われる。たった一人のアタッカーになすすべもなくやられました。
終わり。
あれ?あれれ、うちの子供が試合に出てない〜!結局この試合も、いわゆるベンチを温めることに努めた。試合終了後、コーチから天の声を聞いた。まだ3位決定戦がある!これに勝てばなんとか都大会にイケるぞ!
これはチャンスなのか!
