子供の進路は悩まされる。。下手をすれば、幼稚園から「お受験」しちゃうことも特に珍しくもない。中学受験の為に、小学校低学年から塾通いなんて、クラスの半分以上はしてます!なんてことも、特に普通になってきている。
しかし、勉強だけが進路じゃーない!
いや!ひょっとすると、勉強で進路を勝ち取るよりも、もっと厳しくハードルが高いと思う。スポーツでの進路決定。
僕はサッカーしか知らないからサッカーで行きます。
クラブチームか?部活動か?
究極の選択でもなんでもないと思う。サッカーで進路という道を開けるのであれば、クラブチームに入る方が、より良い選択だとは思う。
これはあくまで確率の問題であり、中には部活動を得て、高校サッカーからプロというコースを歩んでいる人もいるとは思う。
最低でも大学までは突き抜けろ!
プロサッカー選手になれるかどうかはわからない。しかし、サッカーというスポーツで進路を進んでいくのであれば、厳しい言い方になるけど、大学まで突き抜けなければあまり意味がない。
まぁそういう体制が、日本サッカー界の発展を阻害してるなんてとても大きな枠で言われても、正直ピンとこない。
これはあくまで進路という、将来を見据えた最低限である、「社会人として」を想定している。
クラブチームの大変さ
基本的にクラブチームに入る為には、「セレクション」と呼ばれるポイントを通過する必要がある。勉強的に言えば、いわゆる「受験」って奴になる。
これが、だいたい小学校6年生の夏休み辺りから始まることが多い。
ここで募集定員の中に入れば、晴れてあなたはクラブチームの一員にはなる。しかし一度入れば、大変なこともたくさん出てくる。
遠征の連発
遠征といっても、遠方や海外ではない。しかし、車で移動を必要とする距離になる。当然ここは自腹になることが多い。
東京都にチームがあるとすれば、千葉の奥地から群馬、静岡など、これが下手をすれば土日に連発するのである。
しかしこれも、プロチームの下部組織となると話が変わる。
各クラブチームが、自チームのホームまで来てくれる!
これがあるのと無いのでは、親の負担がかなり変わってくる。
中学生活を完全無視
クラブチームは中学生活なんて、全くとは言わないが、関係ない世界に存在する。よって、中間テストや期末テストなんて、「知らぬ存ぜぬ」となる。
そうなると勉強という子供にとって、ある程度やって当然のことが、かなり疎かになる可能性が出てくる。
これも親の負担ではないが、少しでも勉強をする時間を持たせることが出来るかがポイントになる。
クラブチーム自体が家から遠い
ほぼ毎日、学校が終わってから練習に通う。この通勤時間と似たような、時間のロスが非常に問題となる。
先ほどの、勉強が疎かになるということも、練習場から自宅までの帰宅時間に費やしてしまい、家に帰れば、「飯食べて風呂入って、寝るだけ」
そんなしがないサラリーマンと何ら変わらない生活をしてしまうことになる。
覚悟があるなら、クラブチームのホームグラウンドに近い辺りに引っ越すことも、視野に入れても良いかも。。。(厳しいですね)
各カテゴリー別で試合がある
クラブチームの良いとこを一つだけ!と言われると、これでしょうね。
中学生という視点から行けば、後に記載してますが、中学1年生は試合にあまり出れません。
しかし、クラブチーム=JFAは各カテゴリーで、各自試合が組まれるので、充実感は高いと思います。やはり試合に出る出ないは別として、そもそも試合が無いとなると、辛いですからね。
部活動のゆるさ加減
これは、各中学校の力の入れ具合によって全く異なるものとなるので、一概には言えません。クラブチームでなくても、私立中学でサッカーに力を入れている中学もあるでしょう。
しかし、一般的な学区内での中学進学で、サッカー部に入るとクラブチームに比べると、かなり練習頻度やレベルが変わって来ます。
大きく差が出ることも
あくまで平均的な考えですが、クラブチームと部活動では、小学生時代に同レベルの子供達でも、その進路の違いによって、後々大きな差が生まれる可能性もあります。
1年生は試合に出れない
突き抜けてうまい場合は違いかもしれません。しかし基本的には、中学生の部活動ですから、あくまで3年生中心となり、1年生の間は、流石に球拾いはないとは思いますが、試合数は限りなく少ないと思います。
ケガをすれば大ピンチに!
テレビや漫画でもある、スポーツ関係の「おきまりのシナリオ」です。しかし、これは決して、漫画やアニメの世界に限ったことではありません。
晴れてクラブチームに入ったとしても、大きなケガをすることで、たちまちこれまでのサッカー人生を棒に振ってしまうことも、無きにしも非ずなのです。
最後に
これはあくまで進路という判断を下す親の為に僕が思う、「一歩下がってみてみよう!ネガティブキャンペーン」を書いてみました。正直そんなこと気にせず、やる子供は前に進むでしょう。
しかも子供には決して言わないで下さいね。