マンションの管理費・修繕積立金は、毎月必ず必要となる経費であります。戸建にはありません。マンションを購入すれば、一般的には、住宅ローンという借金に、プラスアルファとして管理費と修繕積立金がかかります。
モデルルームなどの見学でいざ営業担当者と話をすると必ず、シュミレーションの表を見せられますよね。
その時には、大して心配してないかもしれません。
しかし意外と多いのが、管理費・修繕積立金の滞納。恐らく住宅ローンよりも先に、こちらが滞納し始めるのではないでしょうか。
そんなこんなで、こんな状況に陥っているなら、さっさと売却した方が良いんじゃないかと。。少しだけ考えてみました。
管理費・修繕積立金は住むために絶対必要
そうマンション住まいをしたいのであれば、管理費と修繕積立金は必ず必要になります。と行っても賃貸は別ですけど。
新築であろうが中古であろうが、マンションを購入すれば必ず必要なのです。管理費も修繕積立金も、各マンションのグレードや築年数、共用部分の多さなど、色々ありますけど、それぞれ違います。
そんな管理費・修繕積立金が支払えなくなってくる。これってかなり大変なことです。
遅れ出すと元に戻すのが難しい
管理費や修繕積立金は基本的に毎月の支払いが原則です。その支払いが遅れ出すということは、人それぞれ理由はあるとは思います。
1ヶ月滞納・2ヶ月滞納と徐々に支払いが厳しくなる。当然管理組合などから催促の手紙や直接来ることもある。そして、なんとか遅れながら支払いをする。
でもこれって、また普通の状態。つまり毎月遅れずにちゃんと支払い続ける。ということが、かなり厳しいのです。
結局、なぜ支払いが遅れるのか?というと、理由は色々でしょうが、支払いができないと言う事は大きく分けると、たった1つだけ。
- 収入が減った
もうこれしかないのです。
毎月の支払いは収入勝負になる
住宅ローンもそうなんですが、基本的に毎月の支払いが続きます。管理費や修繕積立金は、マンションに住み続ける限り一生続くのです。
そんな中、収入が減ってくると、徐々にボディブローのように聞いてくる。そしていつしか貯金さえ食い潰すようになる。
こうなってくると末期症状に陥っています。今すぐ売りましょう。
子供が卒業するまでは何とかしたい!
やはりここは何とか死守したいと思うのが親心というものです。特に小学校や中学校あたりは、基本的には謂わゆる、学区内ということになる。
そこで引越しをしたくない。いや!この生活スタイルを、せめて中学卒業までは維持したい。そんな気持ちが悪い方へ向かうスピードをあげて行くのです。
ネバーギブアップを履き違えないように
「諦めたらそこで終わり」そんな名言が漫画にあります。しかし管理費や修繕積立金、何なら住宅ローンもそうですが、返済が苦しくなってきている状況を、何とかしようとしても中々上手く行くものでもありません。
また収入減を抑えるために副業などを考えている人もいるかもしれませんが、それもいきなりはかなり厳しい。副業とはそれなりの準備が必要なことなのです。
住まいなんてやり直しがいくらでもきく!
そうです。人生はやり直しがききませんが、住まいなんていっくらでもやり直しが出来るんです。マンション売却して近所のアパートに引越ししたとしても、それはそれで、自分なりの経済的な考え方であるという見方も出来るわけですから。
その時、その瞬間で色を変えたところで何も恥じることもなく、落ちぶれている訳でもないのです。それよりも、滞納していることをなんとかしようとか、見栄なのか知りませんが、変わらぬ生活を求めていること自体が最も危険なのです。
最後に
管理費滞納を放置する事は、マンション住人にも迷惑をかけることになります。本来ならマンション住人全員の、管理費と修繕積立金で大規模修繕や、細かな修繕・改修をまかなっているところが、滞納者によって不足する訳ですから。
マンション生活は共同生活なのです。それはエントランスや中庭などの共用部分だけではなく、必要経費も共有していることをお忘れなく。