サッカーチームにはスタイルがある。各チームで目指すサッカーのスタイルは異なる。
それぞれが、ヨシとする方針で、サッカーチームを強くするために日々考えてるんだとは思う。
その中でもパスサッカーを軸としているチームは結構多い。
だけどパスサッカーを推し進めて、意味を理解できるのってもう少し先の年齢じゃない?とも思う。だけどパスサッカーには結構考えさせられるところもあるのです。
当sideBは対象年齢12歳までになりますので、ご了承下さい。
スタイル決める必要あるの?
なんかサッカーチームのスタイルを決めてる時点でもう営利目的を感じてしまう時がある。
そうじゃないと言われるかもしれませんが、自チームの方針やスタイルを、入部した子供たちに、落としている時点で来る人を限定している感じがして好きじゃない。
そもそも少年サッカーチームで、そこまでこだわる必要があるのか?
多分そこまでこだわってるのは、そんなに多くは無いと思うが、たまに自分の考えを子供達に落とし込むことに生きがいを感じてしまう勘違いした大人がいるのも事実。
パスサッカーに何を求めているのか?
戦術と技術の理解力をつける
パスサッカーと一言で片付けてしまうと勘違いしてしまう。大事なことは、パスサッカーを通じて、戦術理解力や技術を身につける為に、パスサッカーを通じて子供たちのレベルを上げる。
その為にはパスサッカーが最適。
個の力は限界があるのか?
ゴールデンエイジにさしかかる子供たちは、とにかく何でも吸収するスポンジのようなもの。よくこう言われます。
パスサッカーを通じて戦術や技術をスポンジのように吸収しても、結局は個の力がつかないのでは?
そんな心配をする人もいます。
しかし、ゴールデンエイジはスポンジのように何でも吸収するという事は、誰かから聞いた、言われた事を実践して、頭で理解しているかは別として、体が自然と吸収して行くということ。
もともと子供たちが本来持つ、身体能力的な部分は、これから先のお話。
結局は技術がないと個の力を感じることは難しい。戦術理解力がないと、個の力を活かすことも出来ない。
個の力に限界があるとすれば、ゲームや漫画のようにはいかないということ。
まぁ明らかなレベル差や年齢の差で、出来る場合もあります。
メッシさんや、大空翼氏は、周りとの明らかな技術の差と、周りとの戦術理解力をプラスしてるから、無双感がするのではと思います。
パスサッカーを杓子定規に受け止めないで!
もっと臨機応変に対応できるサッカーがベストなのは、誰でも知ってます。
子供たちは素直です。
パスサッカーを前面に出すと、杓子定規に、それをそのまま受け止めます。
そんな試合を観て、保護者がパスサッカーばかりで、個の力がつかない!ってな感じを受ける人もいます。
しかし、大事なことはパスサッカーを通じて、自分達で考える、視野を広げる事が重要なのです。
ドリブルでガンガン抜けるのは、相手のレベルが低いから。
足が速くてドリブルが得意だと勘違いしている子供や保護者がいますが、技術や戦術理解力が足りなければ、プレッシャーが厳しくなった時に、何も出来なくなる子供もたくさんいます。
何も出来なくなるのは、個を活かせてないから?
それも違います。長所を活かす為には、チームメイトに依存する形ではなく、戦術を理解して、どうすれば長所を活かせるのか?を自分で考えなければならないのです。
大人でもいるでしょ?そんな人。
レベルが上がると見えなくなるのは戦術理解が低いから
声を出すことが、周りと連携を取る最低限のことである。しかし、レベルの高い子供たちとプレーすると、突然パスが来なくなる。
それは相手のマークやプレッシャーを、全く気にせず、ポジショニングしているから。
マークやプレッシャーが弱いからパスが来る。マークやプレッシャーが強くなると、これまでのポジショニングじゃ〜ただひたすらフィールドを上下しているだけにすぎない。
周りには見えない。外からはノーマークに見えても、それじゃ周りには見えないのです。
戦術理解はパスサッカーから始まる
パスを何処で受けるのか?どうしたらパスを受けられるのか?
このパスの連動を体に覚えさせない限りレベルが上がれば、何も出来ないが、続くでしょう。
オフザボールとも言えますが、全体の戦術理解力が高くなれば、自然とオフザボールになってますよ。
最後に
パスサッカーは、極端に言えば、ひたすらパスをするだけかもしれません。
しかし全員の戦術理解力が高いのと低いのでは、同じパスサッカーでも全く違う形になるのです。
練習しようねー