将棋を覚えて間もないこどもに、良い意味で「どや!顔」しましょう。今回はその他なんてタイトルにしちゃいました。
だって子供がその気になれば、なんちゃって程度の実力の親なら1年あれば余裕で抜かしちゃいますからねー。
千日手
まさに、昔の漫画で似たような言葉がありましたよね?「サウザンドウォー」1,000日戦っても勝負がつかないということ。
千日手は最初から差し直し(マジ!)
将棋では同じ局面がくりかえしあらわれてしまい、勝負がつかなくなることを千日手と言います。
千日将棋をやっていても勝負がつかないので、同じ局面が4回あらわれたところで「千日手」となり、先手と後手を変えて最初から差し直すルールになっております。
意外ですがプロ棋士同士の対局でもたまにあるみたいです。
子供の将棋を後ろから見てる、親としては途中いきなり、千日手発動〜のようになったら、たまらんですね。今まで見てた時間を返せーってな気持ちになりますが、時間を戻すことは出来ません。戻したくてももどせない。。そんな気持ちと同じでしょうか?「千日手」
駒が成る?成らない?あなたどっちを選ぶの!
自分の駒が敵陣に入ると「成る」ことができます。敵陣将棋盤の手前の三段目に入ると、自分の駒が成ることが出来ます。
王将と金以外の駒は、敵陣に入ったり、敵陣にあってそこから動いた場合には、駒を裏返しにして別の働きを持つ駒として使うことが出来ます。これを将棋用語で「成る」と言います。
成る時のルール
- 駒が敵陣にはいったとき
- 駒が敵陣で移動したとき
- 駒が敵陣がら外へ出たとき(例 敵陣3段目から、5段目に移動とか)
成っても成らなくてもよい
どっちでも良いなんてサイテー!は冗談ですが、敵陣に入ったら必ず成らなければいけないわけではないです。成るか成らないかは、あなたの自由なんです。選ぶ権利があるんです。束縛の中かから抜け出し選ぶ自由を得たのです。
「成った方が得なのか?」「成らない方が得なのか?」難しい選択ですが、移り気なあなたの好きな方へ行けばいいのです。
ちなみに各駒が成ると
- 飛車 → 龍王(最強の駒になる。王将+飛車)
- 角行 → 龍馬(いつまでもNo2の駒になる。王将+角(でも強いよ))
- 銀将 → なり銀(金と同じになる)
- 桂馬 → なり桂(金と同じになる)
- 香車 → なり香(金と同じになる)
- 歩兵 → と金 (金と同じになる。大出世!まさに叩き上げ。「と金は金と同じて金以上とも言われてます」)
この中で、成らずに使うことが多いのは、桂馬と香車ですね。両者とも動き方にクセがあり、王手の詰みを狙うときなどは成らない方が良いこともあります。
駒得と駒損
将棋の駒には点数があることは、①の方に記載してあります。
最初将棋は同じ戦力ですが、相手の駒をタダ取り(自分の駒を取られずに相手の駒を取ること)したり、価値の低い自分の駒と価値の高い相手の駒を交換したりして、相手より強い戦力を持つことができます。
価値の低い駒を手にした方は「駒損」一方、価値の高い駒を手にした方は「駒得」と言います。しかし、中盤から終盤に行くにつれて、駒得・駒損をあまり意識せず最短で王将を詰む作戦を考えた方が良いです。
どうしても、将棋を始めた頃は、点数の高い駒を集めるコレクターのようになりがちですが、あくまで王将を取ることが先決です。
あなたは、今何が欲しいのか?大切なものは何か?をよく考えて、目の前に現れる駒得には気をつけましょう。