こどもに将棋を語る時知っておきたいこと②(禁じ手編)

将棋のこと

将棋を覚えたてくらいの子供に良い意味で「どや!顔」しましょう。禁じ手、簡単に言うと反則ですね。反則と言っても、サッカーのようにイエローカードやフリーキックになるわけではないです。禁じ手は、速攻レッドカードの退場処分と同じ意味ですので、しっかりと一緒に覚えておいてください。

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将棋の禁じ手 その1 「二歩」(にふ)

手持ちの駒は盤の上の空いているマス目に打つことができますが、歩を打つ場合には、「タテの筋(簡単に言うと縦のライン)に自分の歩がある場合は、その筋に歩を打ってはいけない」というルールがあります。

将棋をやり始めた子供にありがちなミスですが、これはルールなども知らないところから発生するミスなので特段気にする必要はないと思います。

しかし、意外と緊張からある程度将棋が指せる子供たちもやってしまうミスでありますので注意して臨みましょう。

タテの筋に、自分の歩が2つあることを「二歩」といい、二歩を打ってしまうと直ちに反則負けになってしまいます。

ちなみに僕の息子は、小学校3年生の時、ある小さな大会で決勝まで行き、中盤あたりで何を間違えたのか「二歩」で負け悔やみきれないミスをしてます。

二歩の例外

歩が「と金」になっていれば、二歩にはなりません。これは既に「と金」が別の駒としてみなされるためです。

 

禁じ手 その2 「行き所のない駒」

持ち駒を打つ時にもう一つ気をつけないとダメなのが、行き所のない駒です。これは、駒を打つ際に、そこからどこへも動くことが出来ないのに、駒を打つことを言います。

ただし、自分の駒(例えば、金)の後ろに置くことはその時行き所がなくでも可能です。理由はその駒が動けば動けるからです。

 

「打ち歩詰め」と「突き歩詰め」

ちょっと理解しづらいかもしれません。(図解なしですいません)

「打ち歩詰め」は、歩を打って玉を詰めてはいけないというルールです。これも禁止ルールになり反則負けになります。

一方「突き歩詰め」は反則になりません。突き歩詰めとは、盤上に歩をおき、そのあと動かして相手の玉を詰めることを言い、禁じ手にはなりません。

要は、玉の真ん前に歩をおいて「やった〜勝ちー」って喜んでたら、ただのヌカ喜びになりますのでご注意ください。

 

将棋の禁じ手 その3 「待った!」

これ結構やっちゃいますよね。家で将棋さしてる時なんて、ゆるい感じなんで「待った」ありになっちゃいます。でもこの「待った!」も十分な反則なんです。

ちなみに、ルールとしては駒を動かしても自分の指が駒から離れないうちは、駒を元のマス目に戻しても大丈夫です。

動かした駒が、あなたの指から離れてしまうと、もう後戻りはできません。未練たらしく離れた駒を追いかけるのはやめましょう。

将棋は、頭の中で先の展開をどれだけ読むことができるかを競うゲームでもあります。待ったをするということは、先の展開が読めていなかったということですので、待ったをしないように常によく考えてから、あなたの大切な駒を指からはなしましょう。

 

禁じ手 その4 「二手指し」

当然なんですが、将棋はお互い一手ずつ順番に指すものです。相手が指す番に間違えて自分が指してしまうと「二手指し」で反則負けになります。

特に注意するのは、将棋の始まりである初手です。先手・後手が決まり、自分が後手なのに先に指してしまうと、開始1秒でレッドカードの退場処分。反則負けになります。

緊張からやっちゃう可能性もありますので。お水を一口飲んで、一呼吸してから対局に臨みましょう。

 

その他の反則

  1. 筋違いに駒を進める
  2. 持ち駒を裏返す
  3. 相手の王手を無視して指す

まぁ2と3は余程のことがない限りないと思いますが、1の筋違いは、特に「角行」や「桂馬」は、慣れるまでは注意して指しましょう。

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