サッカーの試合が始まると、「立ち上がりの良し悪し」を感じたりします。テレビ見てても「今日は立ち上がりが良いですねー」なんて解説者などが言ってます。
立ち上がりの良し悪しって子供から大人まで共通した、サッカーの試合である出来事なんでしょうね。緊張から来るのか?体調が悪いのか?
いずれにせよ立ち上がりの良し悪しは、試合を決定づける可能性も高いのは間違いないこと。
セカンドボールへの寄せと奪取
立ち上がりの良し悪しが見て取れるのか、「セカンドボールへの寄せと奪取」になる。試合開始から、集中すること自体が小学生には難しく、大事な試合や公式戦、自分たちより強いかも?と思っているチームなどと対峙した時に、セカンドボールへの寄せが遅くなったりすることが多い。
こぼれ球への反応が遅くなる
セカンドボールが拾えない。こぼれ球への反応が遅くなります。集中できてないと言ってしまえばそれまででしょう。
おそらく緊張からくる体がいつもの様に動かなくなることで反応が鈍くなっている。
見ていても、やけに体が重たそうに感じてしまう。
「球際への弱さ」は試合では致命傷であり、プレッシャーを感じない相手なら楽勝で点を取れてしまう。
プレッシャーの強さだけで十分勝てる!
正直なところ少年サッカーに限って言えば、プレッシャーが強いだけで、多少技術が劣っていたとしても、十分試合になります。
たとえ相手が自分たちよりレベルの高いチームであったとしても。激しくプレッシャーを全員がかけられる。試合中、集中しているだけで、十分勝てる可能性はあります。
逆にどれだけ練習中の技術が高くても、プレッシャーが弱いチームは勝ちきることが出来ない試合が増えます。立ち上がりが悪いと感じるチームは得てしてプレッシャーが普段から遅いチームに多いと思います。
コーチのゲキで生まれ変わる!
やはりまだまだ子供です。自分自身の考えや精神的な部分で、立ち上がりをコントロール出来る子供は稀です。ひょっとしたら高校生でも稀かもしれません。
誰かに指示や指摘をもらい始めて気づくこと。
「集中しろー」「プレッシャーが弱い!」なんて激励が飛ぶことで、子供達の意識がガラッと変わる場合もあります。
しかし、逆にどこまでも泥沼にハマっていくパターンもあるのです。
失点が続くと泥沼状態
立ち上がりが悪く、開始直後に失点を重ねると、体の重たさは更に増した様に感じます。こうなると中々立ち上がれない。
この様な状況に陥る前に何とか防ぎたいものです。
システムの変更もありかも?
立ち上がりの悪さを感じた場合、以外と相手チームとのシステムのかみ合いが悪い場合もあります。
少年サッカーは8人制です。システムなんて対して関係ない?
多分ですが、そんなことは無いと思いますね。中盤での相手チームとの、マークのズレが、セカンドボールへの対応を遅くしたりします。
システム変更という大げさな感じではないかもしれませんが、ポジショニングの微妙なズレによって、立ち上がりの不安定を招いている可能性もあります。
緊張を和らげるのは経験しかない!
最後に思うのですが、試合前の緊張感をなくすためには経験を積んでいくしかないと思います。これだけは、学年が上がっても、緊張しなくなるということではないでしょう。
むしろ色々と理解できる様になった方が、緊張するかもしれません。(低学年の方が何もわからず、サッカーを楽しむ、試合に勝つという純粋な気持ちだけで臨んでいる)
試合経験の少ない子供たちは特に、公式戦などで活躍できないパターンが多く見られます。やはり1つのチームしか作れないサッカーチームは、出来るだけ多くの子供たちに試合経験を積んでもらう様に、意識的に働きかける必要があるのでしょう。
AチームやBチームといった2チーム作れるなら、幸いですね。