住宅ローンの三大疾病などを使う時ってどんな状態の時なのか?

住宅ローンのこと

住宅ローンを組む際、これまで団体信用生命保険(以下「団信」)に加入することになります。

融資条件として団信に加入できることがあり、大半の金融機関では半ば強制的に加入しないとダメなんです。

半ば強制的とはいえ、自分自身に万が一のことがあった場合に加入していないと後悔するのが保険であり、住宅ローンなんて金額が高額であれば当然加入のところでしょう。

 

ところで最近この団信以外にも、ガン疾病とか、三大疾病、七大疾病さらにさらに八大疾病なんて保険を住宅ローンにつけられることが出来ます。

 

万が一とは、あなたが死亡や高度障害などの状態になった時に、保険金が下りて住宅ローンが相殺されるという、家族にとってはなくてはならない保険であります。(これはちゃんと返済していた場合のみに適用されます。返済が途中で滞ったりした場合はこの限りではないケースがありますのでご注意ください)

 

よく住宅ローン借入後に保険の見直しなんてことを書いている内容をよく見ますが、見直す必要があるのであれば仕方ないですが、基本的に相殺されるだけで、家族のその後の生活に必要なお金は考慮されてません。

同じ死亡時に降りる保険であっても意味合いが全然違いますのでできればダブルで加入しておくのがベターですね。

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三大疾病とか七大疾病の保険加入を考える

団信は強制加入であり仕方ないですが、三大疾病や七大疾病は任意加入であります。また金融機関によっては、保険加入により金利が少し上がるケースが多くあります。

そもそも三大疾病とかってどんな状態になった時に保険がおりるのでしょうか?ガンもそうですね。

 

ガンと診断されたら住宅ローン免除?

このキャッチーなタイトルを見るとついつい加入したくなるますね。だってガンと診断されたらですよ。

ちなみにガンになる確率は50%と言われてます。ということは2人に1人はガンになるんです。

通常の保険でもガン保険って加入した方がいいんじゃないかなーって思いますよね。んでまぁガンと診断されたら住宅ローン免除になるんですかね?

 

ガン(上皮内ガンを除く)とまぁこの「上皮内ガンを除く」が引っかかりますよね。上皮内ガンって何なんですか?

上皮内新生物ようはガンの中でも初期の段階であり、ステージ診断で言えば0期にあたります。

治療すれば100%完治しますし、転移する可能性も極めて低いと言われてるようです。逆に悪性新生物は、巷でよく言うガンがこれにあたります。

仮に毎年の人間ドックや健康診断でガンと診断されたとしても、上皮内ガン(早期発見)であった場合は住宅ローンは免除されません。

軽い気持ちで住宅ローンのチャラを甘い考えで想定されている方がいらっしゃればご注意ください。

 

急性心筋梗塞や脳梗塞

これも非常に高い確率で起こりうる病気でありますね。こちらも色々と条件があるようです。

基本的に急性心筋梗塞や脳梗塞、発症後60日以上所定の状態が続いた時というのが保険適用となる条件です。

 

急性心筋梗塞があれば60日以上の労働の制限があると医師が判断した場合など。心筋梗塞は60日以上の麻痺や言語障害などが適用の条件になってきます。

ということは59日以内に、就業に復活できる状態になったり、59日以内に後遺症がなくなってきたりすると保険適用外になりますので、住宅ローンのチャラを甘い考えで想定されている方がいらっしゃればご注意ください。

 

高度障害状態(八大疾病などのカテゴリーではないです)

こちらも保険適用要件になります。軽く一例をあげるのであれば

  • 両目の視力を全く永久に失ったもの
  • 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの

他にもたくさんあるんですが、これもまた結構な条件になります。

 

その他の疾病

代表的なガンや心筋梗塞、脳梗塞以外にも保険適用の対象となる疾病があります。これもまた条件付きになります。

  • 高血圧症
  • 糖尿病
  • 慢性腎不全
  • 肝硬変
  • 慢性膵炎

たいていの金融機関の八大疾病とは、この5つと、ガン・心筋梗塞・脳梗塞を足したものになります。

ちなみにこの5つの保険適用条件は、約1年以上の就業不能状態となっております。(金融機関によって機関は異なります)

 

保険が必要かどうかを考えること自体がナンセンスなのかも

住宅ローンの保険に限らず、生命保険や自動車保険など世の中知らない保険の種類もいっぱいありそうです。

今回の住宅ローン借入時の保険加入に関しては、加入することによる金利負担が増えることになり、イコール返済額が増加するデメリットと呼んでいいのかわかりませんが、そうのような状態になります。

 

でもそもそも、保険って万が一に備えるものであり、もし保険に入っていないことによって将来への不安を残したままの状態で生活することになり、そうなると目も当てられない状況になるのは火を見るよりも明らかなのではないでしょうか。

 

返済額増加と万が一発症するかもしれないを天秤にかけること自体がそもそも比較のしようがないような気もしますね。

結局は加入しておいた方が、無難といえば無難でしょうが返済額増加が現在の負担になるのは間違いないことであり、仮に何の病気にもならなかった場合は返済損のような気にもなってしまいす。

 

いるのか?いらないのか?はお財布次第

とまぁ身も蓋もない結論になってしまうのが悲しいです。

でも、三大疾病や七大疾病などはいらない感じもするんですがなぜその判断をするのか?もしくは検討してしまうのか?これは結局支払額増加が嫌なだけが理由としてあげられます。

ふところ次第なんてことでまとめてしまうのが悲しいですがそんなもんですよねー。

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