リフティングって大人も子供も出来ることの指標は『回数』が一番に出ます。それだけと言っても過言ではないです。
リフティング100回はサッカーやってる子供たちにとって一つの大きな目標であります。
しかしリフティングには回数だけではない、サッカーにとって大切な効果を得ることが出来るのです。
リフティングはどうしても、サッカーの試合などでは直接プレーすることがない技術の一つであり、『そもそもそこまで必要なのか?』と思っている人も少なからずいるでしょう。
これはハッキリと言い切ることが出来ます、リフティングはサッカーをプレーする子供たちにとって、サッカーが上手くなりたいのあれば必要な技術であり練習です。
リフティングが与える子供への効果
リフティングをやったところで勉強が出来る訳ではないです。当然効果と言うものはサッカーに通ずる効果であります。(まぁ強引に広い意味で見ると頭が良くなるって言えるかも)
リフティングの効果
- 体幹が活性化されボディバランスが良くなる
- 目と足の協調性が発達する
- 体のどの部分でボールタッチすべきか判断が早くなる
- 小脳が活性化される
恐らく、こう言った効果を得た時に『回数』という目標に到達できるのでは?と思います。
ボディーバランスが良くなる
リフティングは同じ形をキープすることが大切です。大人でも久しぶりにリフティングをやると意外と疲れませんか?特に走っている訳でもないのに。
また昔は結構できてたのに、運動してない日々が続き突然リフティングをやると全然出来なくなっている。
これはボディーバランスが悪くなっている証拠でしょう。まぁ筋力低下という決定的な問題が大人にはありますが。
ボデーバランスが良くなると言うことはサッカーの試合でも激しいアタリを受けても倒れないことにも繋がります。
またボールに対する対応も、どのようなボールが飛んできても対応できる様になります。
体幹とリフティングとボディーバランス
ボディーバランスの強化はイコール体幹強化に繋がります。リフティングには体幹を強くする要素が意外と含まれています。
リフティングに必要な事として姿勢があります。良い姿勢を常に保つこと、ただ立ってるだけなら誰でも?できることですが、リフティングをやりながら常に良い姿勢を保つことは、体幹の強さが必要になります。
目と足の協調性が発達する
この言葉を見て誰でも効果ありそーだな!って感じるでしょう。やはり此処でも神経系要素の強い『目』と、実際に動かす『足』の関係を連動させ、協調させることで子供たちにとって大切な効果が生まれることは間違いないです。

体のどの部分でボールタッチすべきか判断が早くなる
リフティングは足だけではないですよね?モモや頭、胸、かかと、インサイド、アウトサイドなどなど、色んな部分でリフティングをやることが出来ます。
先ほどの、『目と足の協調性』にもあるように、落ちてくるボールを目で追い、どの部分でボールを触るべきかを判断する脳が発達する。これがリフティングなのです。
小脳が活性化される
ちょっと難しいですよね?そもそも小脳って脳の何処なんじゃ!って思います。小脳ってやつを紹介しましょう。
小脳は脳の後ろの方にあります。大脳同様脳のシワが多いのですが、大脳よりもシワが多いと言われています。そして小脳の神経細胞は約1000億個と言われています。
小脳の役割
小脳は昔から運動機能の調整を行っていると言われています。また、『体で覚える』という機能も小脳が担っています。
これ以上記載する必要はないでしょう?小脳の活性化は運動能力そのもの自体の向上にも繋がる訳です。ちなみにリフティングと同じような効果が得られるのが『けん玉』です。(まぁ特に進める訳ではないですよ)

まとめ
リフティングが出来ない子供が何故やりたくないか?僕の中では、これで解決した様な気がしました。
ボディーバランスや体幹、神経系要素などは、小学生の段階でサッカーが上手い子供たちは意外と進んでいる様な気がします。
逆にこの辺りが不十分だから、試合などで体の弱さや、ボールタッチ、ボールへの寄せ等が遅いと感じる。

リフティングが全てではないでしょうが、サッカーに必要な要素が丸ごと詰まっていると言っても良いリフティング。
回数目標を持つことは大切ですが、この様な効果があることを知っていることで、子供たちに伝える言葉も変わってくるかもしれませんね。