マンションを資産価値から居住価値として考えること

マンションのこと

マンションは資産価値として考えることが多いです。投資用のマンションもあれば、居住用のマンションも住んでいるのに資産価値としての考えを外すことが出来ない。

しかし資産価値として考えても、結局は不動産市況が良い時は全てが高いし逆も然り。こういう考え方もマンションを考える時にはセオリーではあります。

しかし単なる理論値のような抽象的な考え方である「資産価値」を意識するよりも、居住価値としてあなた自身が見出す、価値観も大切なのでは?ということ。

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居住価値は住みたい・住み続けたいという気持ち

資産価値はあくまで外的要因の影響が高く、自分自身ではどうにもならないケースも多々あります。

また資産価値の高いマンションを購入しようとすると、自動的に購入価格も高額になりがちです。

しかし居住価値は実際に住みたい、住んでみたいと思いを意識するということ。「この場所でこのマンションだったら是非住んでみたい。」

そのためには毎月いくらの住居費までかけるのか?といった居住価値です。

 

住居費は個々の価値観

住居費の負担については、個々の価値観や経済状況によって異なります。

自分にとっては月30万円の住居費の負担をする価値があっても、他の人にとっては8万程度の価値しかないと思われる時もあります。

居住価値を計る上では、他人に住んでみたいと思われる必要もなく、自分自身が一定程度の住居費をかけて住んでみたいと思うマンションであるかどうかが、居住価値として重要なのです。

 

賃貸・所有どちらも同じ

毎月の住居費の負担とは、賃貸の場合での賃料でも、住宅ローンを借入した返済額でも構いません。

自分が相応の住居費を負担して住みたいと思うかどうかが問題であって、居住価値という観点から見れば、賃貸でも所有でも同じことなのです。

 

資産価値を追い求めるよりも簡単?

まず資産価値という考えの時点で、マンションを購入することが必須になります。賃貸住まいであれば、そもそも資産として永遠に持つことが出来ません。

マンションを購入する条件として、これまで賃貸で住んでいた周辺で探す人も多いでしょう。

仮にそれが、都心の駅近のマンションであれば、資産価値としては十分でしょうが、購入できるかどうかは別の話にはなります。

しかし、資産価値の低い郊外のマンションを無理して購入した場合は

 

資産価値も低くなり、居住価値も満足が行かない

こういった可能性もあります。

居住価値を求めることは、資産価値を求めるより一見簡単そうに見えますが、求める居住価値の高低差によっては、結局のところ、資産価値と同様の考え方になるのです。

 

両立するなら中古マンション

人によっては資産価値と居住価値のどちらか一方で構わない人もいます。それがその人の価値観なので否定はしません。

しかし都市部に住んでいる人の大半は、おそらく資産価値と居住価値は同一のものといってもいいくらいです。

 

自分が居住価値が高いと思っているマンションは、資産価値も高くなる。これは都心部では致し方のないことかもしれません。

そこでこの2つをある程度、自分の収入や経済状況で実現可能なエリアを探すとすれば、自然と中古マンションに目がいくことでしょう。

新築マンションはモデルルームから始まり、住んでみたいと魅了させる演出がどんどんでてきますが、居住価値と求めた場合、新築でも中古でも関係ないはずです。

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最後に

資産価値として購入したとしても、その価格が適正な価格であったかどうかは、その時の経済状況などによって変化するものです。

どれだけ人気のあるエリアでも、上下するものです。そうでない場合の幅は更に広がるでしょう。

資産価値とは本来その程度の抽象的な価値観なのかもしれません。

 

居住価値を求めることで、自分自身の満足感も違うでしょうし、いちいちその時々の資産価値に気をもむ必要もありません。

充実した暮らしを送る際に、居住スペースとしての充実は必須です。

資産価値としての考え方も当然捨てることは出来ない考え方ですが、居住価値としての価値観を見いだすことで自分だけが満足できるマンションが探せるのでは?

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