将棋盤と駒のことを調べてみました。僕としてはプラスチック製でも最初の段階ではありだと思いますが、やはりちゃんとしたやつ(プラスチック製でもちゃんとしてますよ)だと見た目も綺麗。
将棋を指してる気分がよりいっそう高まるもんです。将棋盤のことはこちらでも少し触れていましたが、さらにもう興味が湧いてきたので深めにいってみました。
将棋盤と駒のことを少し調べてました。
まずは将棋盤の基本情報です
将棋盤(しょうぎばん)は、将棋の用具の一つで駒を指すボードのことである。盤の上面には縦横に直線が描かれ、それらは直角に交わっている。縦横9マスずつ、計81マスである。実用品から工芸品の域にいたるものまで様々な種類の将棋盤が存在し、価格も100円程度から数百万円にのぼるものまで、様々である。
100円程度から、100万円以上するものもあります。4桁ゼロが多いです。まぁなんでもそうですけど、中々ここまで開きのある物はないんじゃないでしょうかね。
人間で例えるととんでも無い差ですね。いくら格差社会が加速しているなんて言われ始めたとしてもこの格差はかなりキテます。ピンキリとはよく言ったもので金額で違いを見せられるとすごい差を感じますね。
ちなみにプレゼントとして将棋の棋力レベルに応じて将棋盤を紹介してみてます。
将棋盤の素材
素材は大きく分けると「木」か「プラスチック」ではないでしょうか。鉄の将棋盤とか見たことないですね。
あとガラスとかも。ヨーロッパのブランドさんが遊びで将棋盤を作ったらどんな感じになるのかは少し興味がありますが。(一部のマニアしか買わないかね)
「木」の種類
- 本カヤ
- 新カヤ
- カツラ
- イチョウ
などがありまして、「本カヤ」の柾目盤が最も高価だそうです。
将棋盤 日本榧足付将棋盤 4.4寸 柾目 IS-3(訳あり) 価格:63,000円 |
何処産の「カヤの木」が良いのか?
マグロでも「大間のマグロ」とか言いますし、産地に対するこだわりとランク付けが何処の世界にもあります。
「カヤの木」そのものが高級素材であり、将棋盤だけではなく碁盤(囲碁)も同様に「カヤの木」が高級品です。
何処の産地が良いのかの?
宮崎県日向地方・奈良県春日山産が「カヤの木」の中でも特に高級と言われているそうです。
木の素材だけではないでしょ?
銀座の何処かの寿司屋のように、最高級の素材があるということは、そんな最高級の素材を活かせる料理人がいるわけです。将棋盤にもそんな最高級素材である「カヤの木」を見事な将棋盤に作り上げる職人がいるはずです。
伝説の鍛冶屋のように僕たちの知らないところで、何かが動いているんでしょう。
創業うん百年の老舗などもある
そんなにたくさんあるわけではないですが、創業数百年の老舗基盤店もあります。まさに匠の世界なんでしょうね。
本カヤは高くて買えない。新カヤ・カツラならちょい贅沢品
本カヤは安くても数十万とかになる。(足なしならもう少し安いです。)
将棋の実力がついてくると、我が子にプレゼント&その気になる度さらにUPを狙い、ちょい贅沢品の新カヤ・カツラなら頑張れば手に入るくらいの値段ですね。
本カツラだと、数万円で「ぼてっとした足つき将棋盤」が買えます。
それでも高いですね。数万する将棋盤を買うくらいなら、PS4欲しいなんて言う子供もいると思います。
将棋が出来るなら盤のグレードにこだわる必要なし派も多いでしょう。
でもカッコイイのは確かですし、将棋の駒が「パチッ!」と奏でる音がたまらなく良いですね。
駒のこと忘れてませんか?
将棋の駒にも色々あります。(書きたいとこだけ厚めに行きます)
材質
最高級品はツゲ(本黄楊)で作られている。中でも、東京都の御蔵島に自生している御蔵島黄楊と、鹿児島県の薩摩黄楊が最高級品。
書体
駒に書いてある、「王将」とかですね。高級品になると「銘駒」なんて呼べばれるらしく、書体ごとに銘がつけられております。
(お酒みたい)代表的な銘として錦旗(きんき)・水無瀬(みなせ)源兵衛浄安(げんべえきよやす)等他にも数銘あります。
駒師が存在するのです。
恐い人たちが、色鮮やかな何かを体に描いているのも、何?師とか言いますが、将棋の駒にも駒にも駒師と呼ばれる職人さんがいらっしゃいます。
そして高級品の駒になると、王将・玉将それぞれにに、作者の銘と書体を駒の底に入れるそうです。立派な伝統工芸として扱われています。
たくさんの駒師がいる
結局は好みもあるんでしょうが、銘駒と言われている駒はやはりお高いですし、故人などですと希少価値も出る駒もあるんではないでしょうか。(僕も欲しくなってきます)
最後に
子供にプレゼントとして結局総額いくらになるんだ?将棋盤を5万として、駒も銘駒だと数万する。
二つ合わせて、「ウン十万」確定ですね。正直な気持ちとして、もう一捻りして抑えたいところです。
庶民?というか深く将棋を知らない人からすれば、将棋盤と駒はセット売りがスタンダードだと思っておりましたが、盤と駒はそれぞれ伝統工芸品としての価値があり、将棋を指すにはセットですが、それぞれ独立した価値と伝統があるようですね。