サッカーは子供から大人まで世界中で愛されるスポーツの一つです。そして、サッカーをプレーする中でやはり一番気持ちいのは、ゴールを決める事。
そして次に楽しいのは、ボールキープ。同じ意味合いでドリブル。だと僕は思います。
中にはパスをする事で酔いしれるサッカー選手もいるとは思いますが、基本的には素人サッカーの楽しみは、先に述べた事ではないでしょうか。
ただし、サッカーチームとしての優劣はつけられません。ポジンションなども含めて。特に子供サッカーとなれば、8割〜9割以上の子供たちが、実力関係なしに攻撃を望んでいることでしょう。
そしてそんな攻撃好きで、まだまだサッカーの実力や能力がない子供が、試合中にコーチに言われる言葉、「持ちすぎ〜!」です。
サッカーの試合中に持ちすぎって何故そう思うのか?
これ本当に嫌な話になるんですが、何故「持ちすぎ〜!」って言われるのか?
自分の子供たちのサッカーチームで持ちすぎと言われている子供を思い出してみましょう。もしそのような子供がいないサッカーチームであれば、良い面もあり悪い面もあると思います。
そもそも持ちすぎ!って思っているのは、子供本人ではなく、それを見ているコーチや親、チームメイトが思うことなのです。
持ちすぎた子供の特徴
持ちすぎた!です。過去形になります。基本的に持ちすぎと言われる子供は、持ちすぎた時点で、相手にボールを取られています。
取られてなければ、最高のチャンスメイクであり、素晴らしいドリブルを展開しているでしょう。
極論ですが、持ちすぎと言われない為には、ドリブルをスタートしてから、最後シュートまで行くしかないのです。
特徴というのかはわかりませんが、要は「下手くそ」ってことにもなるのかも。。。
持ちすぎと言われない子供は何故言われないのか?
先ほどの逆になるのですが、まずボールロストする確率が低いということです。
つまり、サッカーが上手いということになります。でも僕はここで一つ疑問に思うこともあります。
必要ないと思うけど、コーチと子供のサッカーにおける信頼関係
これも、持ちすぎと言われない為に必要なチームは必要になります。僕個人的には必要ないと思う、子供との信頼関係。
当然ですが、人としての倫理観など含め、大人としての対応はコーチには必要だと思います。
中には、この信頼関係をそのまま子供に伝え、サッカーにより一層奮起してもらおうとして、子供たちのモチベーションアップに使っているコーチもいます。
持ちすぎに、上手いも下手も関係ないんじゃないかな
持ちすぎと言われる子供たちの特徴としては、総じてサッカーが上手くないで片付けることが出来ますが、僕としてはサッカーの試合中に、持ちすぎと言う必要はないと思っております。
何故なら、サッカーが上手い子供でも、下手な子供でもどちらもボールを前に運ぼうとする意思を持っているからです。
その後のことは、当然技術的な部分や戦術的な理解力を求められることになりますが、結果ボールを相手に取られて持ちすぎと言われる筋合いはないのです。
パスって何も言わなくても出せるようになってくる
持ちすぎを、子供が意識しだして、今度は何でもないところでパスを出し始めてしまうと悪循環の始まりです。
僕自身思うのですが、パスって知らないうちに出せるようになってくるものだと思います。
小学生4年生くらいになれば、持ちすぎていた子供でさえ、パスしだすようになります。本当に不思議なくらいです。
でもここにはやはり精神年齢とサッカーの知識が向上しているからこそ、ようやくですがパスも攻撃の選択肢であり、チームとして点を取るという意識が芽生え始める頃なのではないでしょうか。
参考までに、パスを一切出さない少年サッカーチームもある
1年に数回程度しか試合をしたことがないですが、あるサッカーチームはパス禁止と思えるくらい、フィールドにいる子供たち全員がドリブルしかしません。
そしてボールを取られたら取り返す。取り替えすことが出来なければ、次の子供がそのボールを奪い、またドリブルをスタートさせる。
この繰り返しを試合でも徹底しているチームがあること自体凄いことだと思います。まぁかなり偏りのあるチームではありますので、気に入らなければ別のチームにどうぞ〜ってスタンスなんでしょうね。
でもそのチームの子供たちは皆んなドリブルが上手いですし、何より球際で結構強いんですよ。(正直あまり戦いたくないチームです。やりづらい)
持ちすぎと伝えず、どのポイントでパスを出せば良いのかを伝えた方が良いのでは?
難しいです。伝えたとしても、上手くできるかわかりません。でも持ちすぎと言われる子供たちは、試合中のサッカーボールに対する意識はかなり高いレベルにあると思います。
そして、あえて持ちすぎないようにする為には、パス出しのポイント。周りの選手の声出しをしっかり行うことで、意外と悪しき持ちすぎ君から、チームにとってありがたいチャンスメーカーにもなるんではないかと思います。