『ヘディングしたら痛い!』冒頭から何を言っとるんだぁ!って言いたい気持ちを抑えて、大丈夫?って聞いたりする。
でも実際のところ痛いという反応自体が僕としては違うんじゃないかと思っております。(痛いんでしょうけどね。。)
例えば子供の痛い!の代名詞といえば、やはり『注射』ではないでしょうか。
これも確かに痛いんですが、『注射は痛い』という先入観から来てる方が多いと感じます。
ヘディングも同様で痛いと言われても、痛くない子供もいるんです。
ひょっとするとその時は痛いのかもしれませんが、試合や練習に夢中で痛いなんてことでヘディングを考えていないんだと思います。
ちゃんと『おでこ』に当てても飛んでくるボールをヘディングしたら痛いんだぜ!
痛いんですよ!間違いなく痛いはずです。でも痛いなんて言いません!
だってヘディングはサッカーの技術の一つであり、その時・その瞬間に、ヘディングをすることが必要だからヘディングしてるんです。
だから痛くならない方法なんて僕はないと思っております。
ヘディングが痛いという子供は、サッカーボールが空中に浮いた状態で飛んでくると対処が出来ません。
体のどの部分でトラップすればいいのか?どの部分で弾けばいいのか?がわからないんです。
ゴロのパスなら受けることが出来るんですが、ちょっと弾むとなんだかへっぴりごしになる。それを見て怖がっていると思ってしまう。
ヘディングなんかしようもんなら怖がり、背中に当たったりすることもある。
要はまだ慣れてないだけなんだと割り切った方が良いと思いますね。
ヘディングが痛いということに注目するんではなく、サッカーボールと自分との距離感や感触がつかめていないだけだと思って下さい。
本当にヘディングが痛いと訴えているのであればサッカー選手としてはそれまでじゃないかな?
まぁ誰に訴えているのかわかりませんが、コーチに『僕ヘディングが痛いんです』なんて言った子供は僕の記憶では聞いたことがないです。
自分から痛いと訴えているんじゃなくて、試合中にヘディングを怖がる我が子を見て試合後の帰宅途中に、その言葉が出るよう知らず知らずに親が誘導してませんか?
もし本気でコーチに『僕ヘディングは痛いから試合でも練習でもやりたくないです!』って言われたら、とりあえずわかったと言います。
しかし大事な試合では使えないでしょうし、年齢が上がると、とてもじゃないけど厳しいでしょう。
このあたりの年齢であれば許せます。だって痛いんだもん!って言われたら、僕も『痛いよね〜』って返します。
ヘディングの練習でゆっくりとボールを投げても痛いんですから。
それでも練習を重ね、サッカーというスポーツが何たるかを理解していく内に、ヘディングは確かに痛いけど、そんなこと言ってる暇ないし!って感じになるのが普通じゃないですかね。
だから、その時その瞬間にヘディングが痛いと言って、もし泣いたとしても特に触れる必要はないですよ。
言えば言うほど、本人はヘディングが痛いもんだと刷り込まれるだけですから。
なんでもそうですが、結局慣れですから!

あえて痛くならない方法があるとすればサッカーボールに慣れさせること
ヘディングに限らず、サッカーボールに慣れることである程度は解決できると思います。
リフティングを始め体のあらゆる部分で出来なくてもリフティングしてみたり、その他はサッカーチームの基礎練習や試合で経験を積めば、ヘディングが痛いなんてこと言わなくなります。
そして当たり前だけど、意味がわからない主張は無くなります。
ヘディングが痛い(怖がる)子供は楽勝?フェイントで抜く方法
楽勝です!この手の子供たちをフェイントで抜くことは非常に簡単です。
要はサッカーボールが飛んでくるのが怖いのです。だから当たったら痛いという先入観が生まれるのです。
そしてこの手の子供たちを、一瞬で抜き去るフェイントそれは。。。
- キックフェイント
キックフェイントとは簡単に説明すると、『ボールを蹴るぞ!』って相手の眼の前で蹴るそぶりをすることです。
これをすると、とにかくボールが体に当たることをビビってるんで、ソッコー体が反応してしまいます。
その隙にさいなら〜です。個人的にはあまり好きなフェイントではないのですが、このタイプには超有効ですので、チャンスがあれば試してみて下さい。
必ずサッカーチームに1名から2名は試合中にいますから。(強いチームはちょと違う)

最後に
ヘディングは少年サッカーでは非常にレベルの高い?技術でもあります。しかし普通にこなす子供もいます。また高学年になると、ヘディングが出来ないのは致命傷と言ってもいいくらいです。
普通にボールがバンバン空中を飛び回るようになれば、いわゆる「先にボールを触る」ということを考えると自然とヘディングは必要になるのです。
というわけで練習しようねー