新築マンションというと真新しいイメージがあるのに対して、中古マンションというのは、「中古」という言葉がついただけで、古いという感じを受ける。
これはどうしても言葉から受ける印象に左右された結果であり、決して「古い」ということだけで、中古と判断するのは、中古マンションに失礼です。
中古マンションの定義
中古マンションの定義って何でしょうか?まぁざくっとした感じでは皆んなわかること。「誰かが住んでいた」これは明らかに中古と判断できますよね。
では新築後、誰も住まない状況が続いた場合は、ずっと新築として扱われるのでしょうか?
答えは2年以内の縛りが一般的と言われてます。
新築マンションが建てられ、人が住んだことがなければ建築後2年でも新築マンションと呼ばれます。逆に、築1年以内に人が住んでいたとしても、それは中古マンションになるのです。
そして、2年経過しても誰も住んでいない状況であっても、中古マンションになります。
中古マンションのイメージ
そうはいっても中古マンションは一般的に既に誰かが住んだ後であり、外観も古ぼけたイメージを浮かべます。
また設備面においても、新築マンションの方が、最新で新しいものが導入されているのは当然であり、間取りやプラン面においても、何処か一昔前の古い感じを受けるマンションが多いのも実情でしょう。
新築のモデルルームなどを見学しちゃうと、誰も住んでいなくても、生活感が何処となく感じてしまう、中古マンションがとても、ショボい感じも受けますよね。
どっちが割安なの?
購入価格は同じ地域、同じ広さであれば、よほど特殊な時期を除いて、新築マンションの方が高いのは当然のこと。
一般的には「中古の方が2割程度安い」と言われてます。
安く買って、浮いた予算をリホーム費用などに充て、自分たちの気に入ったタイプを築けるのが中古マンションのメリットでもある。
ただ、中古の方が価格が割安だと言っても、住宅ローンや税金、諸費用などの面から見ると、むしろ高くつくケースがあるので注意は必要。
仲介手数料と中古住宅では受けにくくなる軽減措置は見逃せないポイントである。
中古マンションの利点は広範囲で選べること
割安感は細かい部分に注意を図り、最新の設備と、自分たちでリホームした場合の費用差などを検討材料にすれば、間違いないところ。
そして中古マンションの最大の利点は、売り出されている地域が広範囲で売りに出ていることが挙げられる。
なぜ広範囲で中古マンションがあるのか?
新築の場合は業者が用地を取得し、そこにマンションや複数の一戸建てを建設して分譲するのが一般的であり、どうしてもある程度の規模を有した土地が必要になってしまう。
そして都心部では既に、そのような地域は限られてしまっている現状もあり、新築マンションは、どうしても自分が欲しい地域に建つかどうかもわからない。
その点、中古マンションは、そもそも売主が個人(法人もある)というケースが大半である。ようは売りたい部屋のマンション1部屋だけを、その所有者が売りに出しているので、絶対数は圧倒的に増える。
- 「今住んでいるエリアから離れたくない」
- 「子供の転校や親の実家近く」
こういうその地域に根付いた暮らしを望んでいる人にとって、中古マンションは選びやすく、且つ割安で買える可能性が高いというメリットがある。
最後に
中古マンションが古いと感じるのは、世の中「中古=古い」というイメージからなるもの。
車のように新古車などという、言葉があれば、もう人段階のグレードが出来るし、購入者もそういう物件を望んでいる人も多いのではないでしょうか。
中古マンションと新築マンションを比べる人は個人的には、あまり少ないような気がします。
新築マンションが欲しい人が、中古マンションへ流れる確率は測ったわけではないですが、少ない感じを受けますね。
ただ中古マンションのメリットもたくさんあります。
新築マンションだけに目を向けていると、最終的に損をしたと感じてしまう可能性も無きにしも非ずです。