戸建とマンションの違いって色々あるんですが、最も異なる考え方の違いの一つに、マンションは売ることを前提として購入する人が案外多いということです。
将来賃貸に出す人もマンションには多いのですが、そもそもマイホームを売却前提で購入するという考え方が戸建にはないはずです。
今回はそんな感じで進めていきたいと思っております。
マンション購入後の売却事情
一般的にマンションは購入から1年で10%、その後は毎年4%程度下落すると言われています。
またマンションそのものに対して永住するという人も実際は少なく、新築マンションに住んだのち、10年後には約30%の人たちは売却しているのが現実なのです。
マンション売却して何処住むの?
素朴な疑問です。せっかく購入したマンションを売却して一体何処住むのでしょうか。
最近はマンション市況が頭打ちとは言え、まだまだ大幅な下落はない状況です。
また2020年の東京オリンピック後が危険だとも言われております。確かに今は売り時であり売却するにはチャンスなのかもしれません。
それでも一般人として思うのが売却して何処住むのです。
たくさんの情報で今が売り時の最後と煽っている間もありますが、結局不動産の出口は誰でも想像出来るもんでして、ご自身の出口までは言及してないところがミソです。
- 賃貸に一時待機?
- 住宅ローンとの兼ね合いで将来への想像がつかない?
住宅ローンと将来がわからないことについて
わかる人いるんでしょうか?確かに住宅ローンは余程の繰上返済や頭金の用意が出来ないと35年間の縛りを抜けることは出来ません。
とは言えそんな人が、住宅ローンが不安だからと言って、マンション売却しても結局はタダで住めるとこを探せるとは到底思えません。
マンション売却するなら15年以内がベスト
実際にマンションを売却するのであればやはり15年以内がベストなことは間違いないです。
また不動産市況という外部要因も大きく左右されますので、15年という縛りにこだわったとしても、これから10年後に過去繰り返してきてる、突然の不況という出来事がいつ起こるかなんて誰もわかりません。
10年後も値下がりしないマンション選ぶ
マンションを購入するときに必ず比較されてるのが、『駅近マンション』や『都心か郊外』でしょう。
駅近マンションを選ぶ理由が一番簡単な10年後も値下がりしないマンションになります。また地域性や人気エリアなども当然要因としてはあるでしょう。
それでも10年後も値下がりしないマンションを選ぶとなると、最初の購入価格がそもそも手の届かない可能性もあります。購入できても住宅ローンが支払い続けることが出来ないことも想定できます。
まとめ
マンションに限らず物を買うという行為において、『安く買う』→『高く売る』を繰り返して出来ることは理想的であります。
マンションを投資物件として考えている人たちはそうなでしょう。
しかしながら、庶民の生活をキープしている状態において、安く買って高く売ることが出来たとしても、繰り返すことが難しいのが現実でしょう。
マイホームを購入して永住するという時代はすでに無く、住み替えをある程度想定しながら上手くやっていくことが大切なんでしょう。