ドリブルの投稿の際にもお伝えしましたボールキープ。今回はボールキープというかスクリーンですね。
この技術が長けてくると、ためをつくって相手を抜くことも出来ますし、体の使い方が上手くなるので、ドリブルにもいかされます。
今回は自宅でできる簡単な練習方法をお伝えしたいと思います。

ボールキープ(スクリーン)の練習方法
これはみなさん知ってますかね?知ってますよねー。スクリーンとはボールと敵の間に自分の体や足を入れて、ボールを奪われるのを防ぐテクニックですね。
スクリーンが上手くなると、相手が体をぶつけてきたり足を出しても簡単にボールを奪われなくなります。
そして、そこからターンしてドリブルなんてカッコイイですよね。
ボールは敵から遠い位置に置く
遠いと言っても離れすぎず近すぎずです。敵がプレッシャーをかけてくる時は腰を落として耐える。ボールは外側の足の外に置く。
これだけで敵が足を伸ばしても届かないので、敵とボールとの間の距離を常に意識しましょう。特に、ヒジと肩の使い方を意識するとより効果があります。(手で押さえると反則になるのでヒジです)
自宅でも練習できるスクリーン
ただし、一人ではできません。ここはパパ・ママ・兄弟の助けを借りて練習しましょう。
先ほどお伝えした通り、子供の背中に立ち多少プレッシャーを与えたりボールを取ろうとしてあげてください。
それだけで十分練習になります。少し上手くなるともっとプレッシャーをきつくしてグイグイ押したり、回り込んでボールを取ろうとしてみて下さい。
自宅は狭いことが意外といいのです。公園などでこれをやると、やたらと遠くに逃げちゃう子供がいます。これじゃーあまり練習になりませんからね。
スクリーンが上手くできない子供の特徴
身体的な部分や体幹などは小学生くらいですと、かなりの差が出てしまいますので、スクリーン自体が体格差で負けてしまうことも多々有ります。(そのあたりはいずれ大きくなるにつれて大して変わりなくなりますので心配ないとして。)
ただし、背が大きい小さいとか足が速い遅いは、サッカーにおいて一つの武器ではありますが、あながちそうでもない部分がたくさんあります。スクリーンに関してもそうです。
体を使うのが上手い子は足が遅くてもドリブルが上手く見える。
50メートル走のように走るわけではないので、足が遅くても十分相手を抜き去ることはできます。
スクリーンの苦手な子供の特徴は、腰の落とし方とボールの置く位置ですね。
敵からのプレッシャーに対して腰を落とすのですが、あまり落としすぎると次の動きが全く出来なくなります。
ひたすらその場で、「押しくらまんじゅう」しているような感じにならないように気をつけることが大切です。
後はボールの置く位置が甘い!敵との距離感をつかむように考えながら自宅で練習してみて下さい。
じっと同じ位置で踏ん張っているんではなく、常に動きながら(体を回しながらの感じ)ボールキープの練習をすることができれば効果は上がると思います。
スクリーンからのターン
スクリーンでボールを守っている中、敵が強引にボールを取ろうとしてくれば、ある意味チャンスです。
敵は完全に体重を乗せてきてますので、ヒラリとターンしてかわしてやりましょう。敵のプレッシャーを受け流すように、回転して体を入れ替える。
ポイントはターンする時のボールタッチはアウトサイドで回転する方が有効的です。
これが出来るようになると試合での動き方、ボールに対するプレッシャーに対して逃げずに対応出来ることが出来るようになります。
どうしてもプレッシャーに弱い子供は、きょくめんでついつい蹴り出してしまうことが多いと思います。
ここで何処まで耐えられるかがボールキープ&試合で焦らないことができます。
体を背にして回転するので敵からすればボールを取りづらく、抜き去ればチャンスが広がります。
フェイントでもある「ルーレット」なんかもそうですね。

スクリーンの練習を見てるとなんだか地味な練習に思えますが、実は相当大事なテクニックになります。
ボールを取られないなんて凄まじい最強テクニックですよねー
冬の寒い日に遊び感覚で「おしくらまんじゅう」しているわけではないのです。