いったい何人の相手を縦一本で抜き去って来ただろう。小学5年間を通して、ちょっとしたフェイントと、本人が意識してそうしてるのかはわかりませんが、多分他の子供とは少し違うリズムを生み出し、不思議な位に縦一本で抜き去ってしまう。
多分このままサッカーを続けたら、今の立場は逆転しているかもしれない。そんな気すら起こしてしまう。
基本走るの速いよね!
走るのが早い。だから縦一本でも、そこそこの相手なら抜き去ることが出来る。走るのが速いことはサッカー選手としては、一つの武器であり、恵まれた才能の一つ。
だからこそ陥ってしまう。足の速い子供達の一部?多分3分の1くらいは、そうなるんじゃ〜ないかと。
縦一本で勝負する職人気質
それはある意味、決して周りの意見に耳を傾けない、昭和初期の職人さんに似た感じさえする。だからこそ、オンリーワンの輝きを見せているのかもしれない。
しかし最終的には、後継者不在という厳しい局面と、経済状況からくる圧力に負けてしまう可能性も秘めている。(関係ないけど)
いっくらフェイントやボールタッチなどを練習しても、試合になれば自らの、ストロングポイントと、数年間積み上げたスピードによって縦一本で勝負する。
僕そして多分みんな、いつかその日が来ることを信じている。サッカーのフィールドを細長く切り取り、かまぼこ板の上だけのプレーだけじゃ無くなることを…
でもね〜これが中々抜け出せないのよ!現実は。
止まれないドリブル
正確にお伝えすると、止まったとしても又縦一本で勝負するのです。
小学一年生から、ずっとそうやって来たのだろう。その時はそれで良かった。でも学年が上がるにつれて、サッカーの動き方が少しずつわかるにつれて、足りなく感じてくる。
そう多分あともう少しなんだと思う。
得意の縦のドリブルを武器として、ほんの少しだけ単純な話をすれば横を向いてほしい。ドリブルによるカットインなんかも試してほしい。
もちろん試合でだ!

練習の時は結構何でも出来る、試合になると頼りない
緊張しているのか?周りへの遠慮から来るものなのか、試合になると、とにかく言い方は失礼だけど、ビビリまくる。ビビってないかもしれない。でも結局周りに遠慮している時点で、ビビってると思われても仕方ないこと。
もちろん声も出ない!
しかし、練習時の1対1は鬼のように強い!だって広いんだもん!そして二人目がいないから、極端な話、ちょっと前にボールを蹴りだしたら、勝ちなんだもん!

Aチームに入ると突然小さくなる
この手の子供はBチームとAチームの間にいる子供が多いです。持ち前のスピードを活かす、または活かすことを考えると、やっぱりAチームでも違いを見せることだって出来ると思ってしまう。
またBチームに入ると、とても頼りになる。多少ディフェンスが下手くそでも、持ち前のスピードで周りを助ける。
でも本当に願うところはそうじゃない!不思議だなぁ
トップクラスの子供は普通に早いよね!
サッカー選手として鈍足レベルってどの程度を指すのでしょうか?正直これがわからない。プロの世界でも足が遅い選手は沢山いるでしょう。
でも僕たちが思う本気(マジ)の鈍足ランナーとは違うような気がするんです。
子供もしかりです。
確かに足が速い子供に比べると遅いかもしれません。しかし、足が遅い子供は正直もっと遅いです。サッカーチーム内でもいます!
股関節が問題なのかも?
今回の縦一本で戦う子供は、見てると体が硬い子供が多いような気がします。特に股関節に関して硬さを感じます。
やはり股関節が柔らかいということで、可動域が広がり、横への動きやフェイントの柔軟性が生まれるのでは?と思うくらいです。
シザーズの練習しただけで股関節痛?
これ本当の話ですが、フェイントのシザーズを練習したんですが、翌日の練習を股関節が痛いという理由で休んでしまう事態が起きてます。
股関節が硬いということが理由かどうかはわかりませんが、なんとなくそんな感じもします。
