サッカーの試合に勝つためにはGKを育てる必要があるんだけど人選が難しいと感じる

サッカーのこと

ゴールキーパーは僕の少ない経験の中において、子供達があまりやりたくないポジション第一位に選んでも良いくらいのポジションです。

非常に残念なんですが、ゴールキーパーというポジションは子供達が想像するサッカー選手、ポジションの中で最も影の薄い存在なのだと思います。

いや!そうじゃない!最近でもドイツのゴールキーパーである「ノイアー選手」が脚光を浴びました。

もちろん、知ってる人は当然知っている存在ですが、そこまでサッカーに詳しくない子供達もサッカーチームに入っているだけで、知ることができる名前です。

 

でも現実はそう簡単にはいかなくて、ゴールキーパーを志願する子供は非常に少ないのです。やっぱり皆んな、シュート打って点取りたいんですよね。

でもそれが許されるのは小学生3年生までだと僕は思います。4年生くらいになるとシュートが強烈になり、しかもサッカー自体が本格的な動きに変化していきます。

そんな中、ゴールキーパーを育てることは、試合に勝つためには必要不可欠であり、ゴールキーパーの実力次第で勝敗を分けるなんてこともあります。

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ゴールキーパは生まれ持った身体能力の塊なのです

まぁ求めるレベルにもよるんでしょうがゴールキーパーに求める能力や出来れば欲しい能力は、意外とトレーニングだけでは解決できない部分が、そこそこ求められます。

あくまで全て出来れば備わっていて欲しいレベルです。(ボールを怖がらないは、もはや大前提なので割愛します)

  • 背が高い・手足が長い
  • 反射神経が良い
  • 判断能力が高い・早い
  • 声が出る・気持ちが強い
  • サッカーボールをちゃんと強く蹴れる

対して知らない僕でもなんとなくですが、こんな感じであげることが出来ます。

 

背が高い・手足が長い

過去、世界にいるゴールキーパーでも背の低いゴールキーパーもいました。でも基本的にゴールキーパは背の高い選手が多いのが現実です。

サッカーゴールは小学4年生くらいになると急にかなり広くなり、守ること自体が困難なくらいです。

やはり背の高い子供の方が有利であり、1対1のシーンになっても、その体だけで相手に対するプレッシャーを与えることができます。

また手足が長いことも重要なんでしょうが、そこまで求めると、選手自体を探すことから始めないと難しいかもしれないです。

 

反射神経が良い

これも出来れば欲しい能力になります。子供とは言え、ある程度の学年になればシュートの強さが増します。

反射神経が悪いとやはり、サッカーボールに対する反応が悪くなり、止められるシュートでも止められない可能性が出てきます。

 

判断能力が高い・早い

僕としてはサッカーのフィールドに立つ選手の中で、ゴールキーパが最も必要なんでは?と感じている能力です。

判断能力が悪く、そして遅い。要は子供的な言い方をすれば、「どうしていいのかわからない時間」これが数秒あります。(ゴールキックなんかになると、下手したら数分なんてこともあります。)

この判断能力が低い・遅い子供は、やはりゴールキーパをやるのは非常に危険であり、相手に点を取られてしまうケースが増えてきます。

 

声が出る・気持ちが強い

ゴールキーパは全体が見渡せます。しかも小学生の狭いフィールドだと、後ろから出す指示や声はチームを助けます。

またディフェンスとのバランスや、中盤への守備意識なども、ゴールキーパーが声を出せることによって、気付くことができます。

(本当は声を出さなくても気付くのが、上手い子供たちのレベルなんでしょうが、そうも行かないです。)

 

そして気持ちが強いは、やはり失点=ゴールキーパのせいって周りは誰も思っていなくても、ゴールキーパを任されている子供は、自分の責任と感じてしまう。失点されたことによって気持ちが落ちる。なんてこともあります。

どんな状況に置かれても強い気持ちでゴールを死守する必要があるゴールキーパーには強い気持ちが求められると思います。

多分小学生のゴールキーパの大切な箇所って本当これ大事!って本当に思います。

 

サッカーボールをちゃんと強く蹴れる

まぁこれも最低限のレベルなんでしょうけど、キック力もゴールキーパには求められ能力です。

キック力がないと、相手ボールになる確率が高く、相手からすれば、ゴールキーパーのキックが飛ばないとわかったら、チャンスだと思い傘にかけて、ゴールキックを狙ってくるでしょう。

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まぁあえてゴールキーパが蹴らずにセンターバックが蹴るパターンもあります。

 

ゴールキーパーの人選が難しのは能力ではなく、そもそも専門でやりたい子供が少ないから

先に挙げたゴールキーパに求めたい能力も当然ながらあるんですが、そもそも論の問題がありまして、それが、ゴールキーパーをやりたい子供が非常に少ないということなんです。

失礼ながら遊び感覚ならたくさんいるんですが、やっぱり本気でゴールキーパーを、自分のサッカーチーム内でメインとしてやりたいと思う子供は少ないです。

それでも試合になれば必ず必要なゴールキーパです。数名はフィールドプレーと織り交ぜながらゴールキーパもこなしてもらいます。

 

海外(特にヨーロッパ)ではゴールキーパは人気のポジション

どこかで聞いたことがあるんです。ヨーロッパではフォワードの次にゴールキーパが子供に人気のあるポジションだと。

今は違うのかもしれませんが、少なくとも日本の子供達よりはゴールキーパの知名度というか、役割に対しての子供達の評価が高いことがわかります。

そういった点でも、ひょっとしたら日本はまだまだサッカー後進国なのかもしれません。

 

頼りになるのは結局サッカー技術がある子供達

結局そうなるのが申し訳ないと思う時もあれば、やはりサッカーへの意識が高い子供達は、より向上心が高いので、ゴールキーパ含め全てのポジションを経験することも大切なのだと思います。

特に小学生なんて試合でフォワードしか出来ない。

もしくはフォワードや中盤しかポジションを与えられない子供は、基本的にコーチからの信頼度は低いのが定石であります。

(ディフェンスでの出番が練習の時くらいしかない)サッカー全体が上手な子供はゴールキーパーも何となくですが、軽くこなします。

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それでも高学年あたりだと正ゴールキーパーが必要

これはあくまで強いレベルを求めた時のチーム作りです。習い事の一環であれば、そこまで考える必要性はないのかもしれません。

でもやはり、高学年あたりになってくると、しっかりとキーパー練習を積んだ子供がいるだけで安心感も増します。

そして正ゴールキーパーがいるということで、ようやく本来のサッカーチームの出来上がりとなるのではと思います。

6年生になれば小学生最後の大きな大会があります。これまで、これからも勿論ですが、サッカーと共に小学生活を送ってきた中で、総仕上げとなる学年です。

そこまでにはやはり、しっかりとゴールキーパーを育成したいと思っているんですが、なかなか担い手がいない。

 

なんだか昔聞いたことのある、そして最近でも問題視されている、中小企業や農家等の後継者がいないという状況と、強引ですが少し似ているような似ていないような。。。

ということはゴールキーパになりたくない人は、後継者の立場の方なんでしょうな。

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