ヘディングの悩みは尽きないものです。特に小学生低学年辺りの年齢の子供たちにとってヘディングはサッカーの基礎技術の中では圧倒的な不人気ぶりです。
ちょっと軽く投げて遊ぶ程度なら出来るのですが、いざ練習試合や試合などで、ゴールキックや大きくバウンドしたボールを完全スルーしてヘディングを放棄する。
これ別に普通のことだと思うんです。たまに気合いの入った子供や、低学年であるにも関わらず、ガチでサッカーに向き合っている子供たちがチームにいると自分の子供がすごく出来ないように見えてしまう。
そんなヘディングですが、今回のテーマは「目をつぶる」になります。まぁヘディングの前回記事である。『ヘディングで痛くならない方法ってあるの?』も近い感じですが、「目をつぶる」行為はヘディングの中でも最初の段階です。
ヘディングの悩みと言えば?の3大要素
ヘディングの悩みって大体決まってます。今回のテーマである「目をつぶる」「痛い」「おでこに当てる」の3つが多いです。
まとめるならようは、ヘディンが怖いんです!
これ以外考えなくても良いくらいです。サッカーの基礎技術においてヘディングはある意味特殊な部類に入るでしょう。
基本的にサッカーボールを扱うのは練習でも試合でも9割以上は足でのプレーです。試合中に1度もヘディングをしない試合も小学生であれば多々あります。
5年生以上になるとまた変わってくるんですが、僕が知る限り小学3年生までは試合中にヘディングをするシーンを1度も経験せず学年が上がっていく子供もいます。
目をつぶるのは条件反射
サッカーボールに限らず、頭付近に何かが飛んで来れば、子供に限らず避けるでしょう。また近くに物体が来れば目をつぶるのは、ある意味条件反射と言えるのではないでしょうか。
しかしヘディングはサッカーの技術の一つであり、これだけで解決できるものではないです。
でも目をつぶってしまう、もはや怖さから来る条件反射としか言えないでしょう。
理由が解れば後は慣れ
サッカーボールが怖いということから来る条件反射であれば、解決方法は簡単なんです。冒頭にも記載しましたが、ヘディングの練習でゆっくりしたボールであれば目をつぶることも少ないでしょう。
中にはこの段階で思いっきり目をつぶっている子供もいますが、それも練習を続ければ余裕になります。
問題はやはり試合などで想定外の早いボールが飛んできた時に身がすくみ、目をつぶってしまうことです。
しかしこれも条件反射でありいずれなれます。
練習しないと慣れないのか?
これも案外違います。そもそも小学生のサッカーでヘディングをやるシーンに出会うこと自体が稀であります。(4年生くらいからはそこそこある)
コーナーキックもゴールキックも子供たちの頭の上を超えるようなボールが来ることがあまりないです。
となると何時まで経ってもヘディングで目をつぶる子供たちはダメなのか?というと
答えは:NO
になります。不思議なもんで、学年が上がるにつれてヘディングをサッカーの技術の一つであることを自然と認識するようになります。
それまでは、ただ痛くて怖いだけのヘディングが、技術の一つとして認識し、試合中で使わなければピンチになる、チャンスとなるを自然と理解するようになります。
最後に
ヘディングはサッカーの技術の中でも最も上手くなる速度が遅い技術であると僕は思います。
ゆえにヘディングが得意といった分野でプロサッカー選手でさえクローズアップされます。
確かに慣れによっていずれヘディングで目をつぶることはなくなるでしょう。
しかしそれはあくまで小学生低学年から3年生までの話です。
4年生以上になっていきなりヘディングが上手くなるわけではないです。少しでもヘディングを練習するチャンスがあればトライしましょう。
またヘディングでリフティングにチャレンジするのも良いですね。