サッカー少年たちがごくごく普通にやっている様に見えるトラップ。
というか素人目にはトラップなんて気にもしたことが無い程度の扱いじゃないですか?
特にゴロのパスをトラップするときとか。子供達の間でも、トラップが上手いとかトラップの練習したいとか言う子供は皆無に近いでしょう。
しかしですね!
トラップの技術は非常に奥が深く、そしてトラップが上手いことで、あなたの子供が飛躍的に上手く見える。
そして活躍できる!魔法の技術
そう魔法なんです!
魔法だからあまり練習しないんです。
サッカーの基礎ではあるものの、その重要性とは裏腹に完全に後回しにされている、『トラップ君』。
シュート練習や、パス練習。
その他1対1や2対2など色んな練習メニューがあります。
あまりにも地味で且つ練習メニューとしても、子供からすると恐らく、全然楽しくないであろうトラップの練習。ってか殆どしたことがないに等しいサッカーチームもあるのでは?
トラップこそが始めの一歩である
オフェンス、ディフェンスに限らずトラップはパスをもらい、自分の足元からボールがスタートする(動き出す)
始めの一歩です。
特に8人制の小学生のサッカーはグラウンドも狭く、プレッシャの速さは小学生にすれば厳しいものでしょう。(大人でもきついです)
そんな中、パスを受ける体制が整っておらず、とりあえずインサイドでパシッて自分の眼の前にトラップしている時点で一歩損してます。
サッカーの速さを司る言葉として『初速』なんて言葉もありますが、このトラップの一歩が速さを感じさせる秘訣でもあります。
トラップし体重を乗せ一歩目をスタートしているから早い
止まってスタートするよりも、動きながらスタートする方が早いに決まってる。
徒競走でも、後ろ3メートルから走ってきている子供と、ちゃんとスタート位置から立って、
『よーいドン』
で走り出す子供とでは、その後の3メートルはどんなに足の速さが違っても、追い抜かすことは難しいでしょう?
これと同じことが、トラップの一歩目であります。これが出来ると。。
- サイドからトラップ一発でカットイン
- 中央からトラップ一発で抜け出し、ダブルタッチでセンターバック交わしてゴール
などなど、子供じゃなくて子供の親が自分の子供に出来るかどうかは別として、頭の中で想像するであろう
『自分の子供にやって欲しいプレイ』がトラップ1つで可能になります。
何処の位置にトラップするかをイメージできるか?
これが出来ないから、普通にパスを何も気にせず足元で、練習通りにトラップするんでしょうね。
(特に今の子供達は意外と素直で生真面目な子が多いので)
トラップの一歩目を実現させる為にはどうしても必要であるスキルを身につければ、何処の位置にトラップすべきかを、ある程度は選別することができます。
- 周りが見えてるか?
よくパスを受ける前などに、周りを見るクセをつけるように指導することは鉄板です。トラップの一歩目も同様です。
ボールが自分のところに来ているわけです、相手はそのボールを奪うべく、全力で走ってくるでしょう。
また四方八方から注目の的になります。
ここで周りが見えるか?
周りを見てるか?
でトラップの一歩目が成功できるか出来ないかが決まります。当然ですがディフェンスも同じです。
浮き玉のトラップを後ろにそらす子供が多すぎる!
これも非常に多いです。しかも目立ちます!
浮き玉と言っても、いろいろあるんですが子供達を見ていて、一番トラップをミスるのが、大きく速くバウンドしたボールの処理です。
中にはどうやったらそんな足の曲げ方して止めるのか?
と思う子供もいますし、なんか女の子が『ルンルン』みたいな少女漫画チックに足を曲げて結局、ボールは後ろにそれていく。。
本気てトラップする気がないに等しいんですね。
これはひょっとしたら、子供達はトラップの練習と言えば、パス練習の時くらいしか意識してないので、この手のボールをトラップするという意識が低いのか?と僕は反省し感じております。
神トラップって言葉がある
知ってますよね〜。でもサッカーの基礎技術の中で『神』とつくのは、多分トラップぐらいでしょう。
神インサイドキックとか神シュートなんて聞いたこともないですしね。
まぁゴロがいいからそうなったのかもしれませんが、トラップを制するものはサッカーの『神』になれるのです。
『神』になるということは、無敵であり無双であります。子供達が好きな言葉満載の『トラップ』なのです。
迷っている暇はない!とにかくトラップで人生の一歩目を踏み出そう!
迷いは判断を遅らせます。真面目な子供ほど迷います。でもこの一歩目を踏み出すことが出来ないと、目の前は明るくなりません。
意識させるために反復して練習することが、子供にとって最も効果的だと頑なに信じている僕としては、子供達自身の技術UP
そして自分で考えさせることの大切さを待つのでは無く、体に染みつくまで練習してみたいもんです。
本当はリフティングとかにも要素は十分入ってるんですがね。
それからでも遅くはないでしょう。
『自分で考えること』とは自分である程度出来るようになってからでも遅くないと僕は思いますね。
あまりそこに焦点を置くと結果月日が経ち、中途半端に卒業を迎えますよ。